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第36回九州アンサンブルコンテスト 中学校の部 感想

長崎ランタンフェスティバルともろかぶり日程、しかも一番人出が多いであろう三連休での開催と当初から観戦ハードルの高いスケジュールなうえ、当日にかけて寒波襲来で雪&高速道路規制でやっと到着できたかと思えば、帰りもサクッと高速通行止めでおうちに帰れないオワタ \(^o^)/ どんだけ客にチャレンジを求めてくるんや長崎君は!おかげでランタンとトルコライスとちゃんぽんと豚角煮まんを存外にゆっくり楽しめましたが、勘弁してw
会場のブリックホールは、縦長&天井高でステージから客席まで音がまっすぐ伸びてくるんだけど、その途中で音の生々しさを軽減させ難を隠してくれる、優しい響きのホールって感じ。ただ、自分のへっぽこ耳にはTb・Tubあたりは残響大きめでクリアに聞きとりづらく、客席で聞いた音と録音物の音を比較すると録音のほうがクリアでシャープに聞こえました。

以下素人感想。誉めてる系メインで。

Per

Per11団体連続はつらい。飽きました。厨二病臭かぐわしいタイトルも光るグラステイルさんの曲は、次で強打だろ?はいはいwやっぱり来たよwwみたいに展開が予想できるうえ、中学生の技術+楽譜指示どおりのあたりまえ演奏だと平板に聞こえてしまって。楽器が立て込んでる曲だと、次の楽器への移動に気持ちが追い立てられて、手元の音をコツンポカンとなにも考えずに叩いて単純で無神経なものになってたり。打楽器はいろんなことを考えながら叩いた音とそうでない音がものすごくわかりやすいので、どの音にもしっかり神経を行き渡らせることができるように配置なり動きなりに配慮を…してるんだろうけど、たまにアホみたいな音がポカーンと出てきてこっちも( ゚д゚)ポカーンみたいな。
金城のpp場面は息をのむような緊張感があってグッと掴まれた感あり。重富は男子くんのノリよく楽しさが伝わってくる叩き&ナチュラルハンド演奏のニュアンス感に好印象。

brass

http://h.hatena.ne.jp/Marigaux/9259275596168983505
よい子の諸君!上手い校の直後の出番を引いたときは、袖待機中は絶対に前の団体の音を聞いちゃダメだ!全力でスルー!

sax

ベネットは、主旋対旋絡み合ってきたなかでハッと視界が開けるように登場する、4本が同じ動きでハモりながらスケールを動くところ(←稚拙な表現ですいません(ノ∀`)w)あそこがどうにかならないものかと。やたら退屈に聞こえるあの山をどう処理すればいいのか、このド素人にはわからないんだけど、どげんかせんといかんのはわかるのでどげんかしてほしいのだが。
そんなベネット組のなかでは、ちょい溜めちょい跳ねでアクセントつけてクッと掴んでくる中間東が抜けてたかなーと。notベネットの加治木は聞いてて楽しかった。

ww

異楽器どうしで音を重ねたときは、質感のフィット具合・響き、出る局面/引っ込む局面のさじ加減、とにかくすべてにおいてバランス感が必要なのかなと。自分的にはバランス感=センスだと思っています。そして低音の豊かな響きとしっかりした支えがないと、それでなくても突っ走って突出しがちな高音が浮きまくると。
長崎東、曲の入りが華やかで楽しそう。成章はWリード部隊が上手かったです。

cl

みなさん指がよく動くなあと。音程音色どちらも厳しく難しいのは承知のうえで、どういうのが「いい音のEsCl」なんだろうかと考えるわけですが、とりあえずヒステリックなキーキー音はいい音ではないはずだし、とくにアンサンブルの時のEsClはアクセント&インパクト担当のびっくり楽器として採用されているわけでもないはずで、もっと柔らかい優しい音で、飛び出していい局面/他と混ざりあう局面とをうまく切り替えてくれないものかと。ClアンサンブルってCl一族の各楽器音が混ざりあってナンボだと思うのです。あとは低音。1stさんとそれ以外の下僕たち、ではないのです。低音の響きが足りないとショボいから。低音大切だから。どのパートでも「あんた下手だから低音やってねw」みたいに考えてる1stがいますよね。もうその時点で終了ですから。
宇美東は前述したベネットの山が退屈に聞こえなかったのと、音色のまろやかさとぴったり感、低音の魅力推しで。東谷山はたぶん自分の好みのサウンドなんだと思う。

推薦団体

自分的には内容的に好対照な団体が選ばれたなあという印象。しかしどちらの団体にも共通してるのは、曲の冒頭でハッとさせた入りの上手さ。やはり入りのインパクトは大きいです。つかみはOK!ってやつです。とにかく頭の印象で評価は決まるぞ!と。
金賞コールにも微動だにしなかったくらいに揺るぎない本渡さんは普通に喜んでいましたが、客席の応援部隊ですら「ええーっ!?」と喜びよりも驚いてた岡垣さん。まあ自分も推薦発表で「福岡県代表…」とアナウンスが一瞬溜めたときに別の団体名がくるつもりで待ってたので、同じくびっくりしましたが。で、本渡が1位抜けだろうと思ってたら、同点でしたという話でまたびっくり。
本渡については何を理由に減点されたのか、岡垣については何を評価されたのか、よーく考えると、自分たちの今後解消すべき課題点が浮き上がってくるのではないかと思います。
ここからは誉めてる系じゃないことも書きます。サーセン。

本渡brass5

冒頭トランペット1番が難しいフレーズをペロペロっと吹きこなしながら入ってきて、難曲なのに全員がきちんと吹けてるなあ、みんな上手いなあ、穴がないなあと。各所でものすごく誉められてるように、技術的にはものすごく難しいことを中学生離れしたスキルで演奏してるらしいですよ、ド素人にはどんな技術なのかはわかんないッスけどw
そんなすばらしい技巧をを集めて作りだした演奏に「どうだろう」とか言っちゃう自分のステキど素人っぷりなのですが、だってサウンド面の印象が全然残ってないからね。各所の感想も技術すげえはあっても、サウンドに触れてるものはないですよね。とにかくまず技術に目がいってしまってるわけで、自分的には最初に技術技巧のうまさに目がいくパフォーマンスに対しては評価は低いのです。そもそも芸術方面のパフォーマンスに対して「技術うまいよね」というのは誉め言葉じゃないと思ってますので。技術技巧の向こう側にあるもので人の心を動かすかどうか、そのあたりが大切かと。
このすばらしい技巧の上に彼らの気持ちが乗っかって、サウンドとしてこちらに伝わってくるようになったら最強だと思うのです。心を重ねるって超臭い言葉だけど、心の乗っかった音を重ねたサウンドを聞かせていただきたいです。

岡垣ww8

冒頭の音の重なりがどんぴしゃでカン☆ペキ、これ頭はほぼパーフェクトに決まったんじゃないでしょうか。おおアンサンブル!って感じ。お上手な子がいないわけではないのでしょうが、場面局面で顔はしっかり出すけれども、押さえるべきところは押さえているので突出感なし。そして弦バスが入ってたのですが、ブレスを気にせず端から端まで音を残せる低音が入ってると違うなあと。
でも自分的に完全スルーしてたのは、1曲目みたいに全員の神経が細部までゆきとどいて非常にうまくできあがってる部分と、2-3曲目と曲が進むにつれどんどん現れてきた、できてない部分の落差が大きかったから。合わせどころはガッツリ合わせてるんだけど、ピンで吹いてるときに気持ちがゆるむのか顔を出す音処理の甘さ、豊かに歌い上げたフレーズを次に渡した途端あっさり演奏になったりでバトンミスしたように感じる表現の温度差(歌いあげるべき第18変奏でこれをやられるとあーあwって感じ)、細かいところはどうでもいいんだよ派の自分もこれはちょっと詰めが甘すぎてどうでも(・A・)イクナイ!って感じたし。
ひとりひとりが一音も取りこぼさない勢いで徹頭徹尾神経を張り巡らせて技術を仕上げたうえで、いまできていることを徹底していけば、すばらしい仕上がりになるのではないかと思います。

おまけ:今日の大分ちゃん

マーチングでの「布団たたきリムショット」に続く新たな必殺技登場!その名も「タンギングビブラート」!!やったね☆彡「ああああー(ワワワワー♪)長崎ーはー(ワワワワー♪)今日もー雨だったー♪」のワワワワー♪部分みたいなビブラートなのだ!ちがう節子それビブラートやない、タンギングにしか聞こえへん!しかも今日は雨やない!雪や!!…ビブラート無理ならしてやんなくていいんだよー(´;ω;`)。そして周りの大人は嘘技術を教えるなよと。本当に大分の指導者は何考えてるんだよ。バカか。

まとめ

推薦団体含めて、がしーんと心を鷲掴みにしてくるような演奏はありませんでした。
開催地である長崎代表は、小学校で最優秀、高校と一般で代表、金賞も多数と好結果。さすが地元、ホールを熟知したホームタウンアドバンテージすばらしいです!と思ってたら、県大会は別のホールで開催してるし、出場団体の身内応援もそこまで大きくなかったし、特にアドバンテージでもなかったようで。ていうか出場校の部員たちは応援に行ってやれよー、地元民は大会見に行ってやれよー、客席ガラガラなのはもったいないよー。

県大会?

県大会順位?(→九州結果)、でまとめてみました。

【中学】

  1. 城島per4(→銀)
  2. 原中央cl3(→銀)
  3. 芦屋mix7(→銀)
  4. 庄内per5(→銀)
  5. 姪浜per6(→銀)
  6. 岡垣ww8(→金※全国へ)、中間東sax4(→金)、宇美東cl4(→金)、二瀬per5(→金)

【高校】

  1. 小倉東brass6(→銀)
  2. 小倉西per6(→銀)
  3. 九州per3(→銀)
  4. 大牟田mix8(→銀)
  5. 糸島cl4(→銀)、修猷館ww3(→金)、浮羽工業per4(→銀)、飯塚cl4(→金※全国へ)、嘉穂東per3(→金)

金賞団体は県大会最下位抜けグループから、しかも全国へも最下位抜けグループから2団体推薦、県大会上位から金賞がひとつも出てない下克上な結果に。県大会で手を抜いてるなんてことはあり得ないし、手を抜いても突破できるほど層が薄い県でもないので、県を上位抜けしたことで変に欲がでて余計なこと考えて、必要以上に緊張してしまったとか、指導者の専門楽器アンサンブルでチャレンジしてるところは地力がもともとあるうえ専門指導がこまめにできるため伸びしろがでかいとか、そんな感じ?中学はまさにそんな感じ。もちろん、低評価このやろう!と反発心もあるんでしょうけど。

そういえば筑豊から2団体全国、金賞5/7ですか。よく歌う芸風の地区だからアンサンブルに向いてるんですかね〜。