保護者会

部の保護者会があったので途中参加ながら出席してみた。活動に対して特に熱心なわけではないんだけど(保護者が手を掛けすぎて部員がそれに甘えすぎてる印象があるのでもっと放置でもいい気がしてる)、こういうのは機会があれば参加する方向で。
各保護者さんが一言ずつコメントして一般部員の様子などを知ることができ、かなり参考になった。

  • 参加者は十数名と案外少なめ。そんなもん?
  • でもうちのパートは全員参加(ノ∀`)
  • チビッコは体力的についていくのが非常にツラそうなのだが、先輩がたも1年の頃は帰宅したらすぐ寝る、2年の頃は寝なくなり、3年では勉強でもしようかい、という具合にだんだんと体力強化していったらしい。うちも病気に甘えちゃいかんねと自戒
  • 吹奏楽部員は勉強もがんばってて成績もいいとのことらしいが、その法則はチビッコには当てはまらないわけで…
  • 親がさせたかった、子どもが前からやりたがってた、という積極的入部者が半分くらい
  • 音楽とはまったく接点のない家庭だし、なんで入部したのかわからないという家庭が半分くらい
  • うちみたいなアホな理由(=泊まりでいろんなところに行けるよね!)での入部者は皆無
  • 3年生保護者からは3年間非常に充実した生活がおくれたと謝辞あり
  • 顧問からは、今年は上の大会に行けなくて申し訳ない、定演はすばらしいものができあがったとのコメントあり
  • 来年はマーチングもやるんだって
  • 定演のDVDは罰ゲーム以外で見返すことがないと思われるので買わない
  • でも3年次には記念に買ってもいいかもね
  • パートの3年生の先輩の保護者さんから定演で贈った花束のお礼&ご挨拶をいただく。チビッコに対して厳しく指導してたけど大丈夫だったかなーと先輩は心配してくれていたみたいだけど、素晴らしい音と指導力と責任感を持った先輩に導かれたチビッコは幸せでしたよ、本当にありがとうございましたと申し上げる。いやマジでいい先輩だったし。

気になったこと。うちの吹奏楽部うまいですよねすばらしいですねと褒めちぎる保護者さんがいて、その保護者さんによその定演とか演奏を聞いたことありますか?と尋ねたら、ううん全然行ったことないのよと言われた。いったい何と比べてうまくてすばらしいと思ってるんだろう。
そりゃ地区大会で音程も満足に取れてないような学校と比較したらうまく聞こえるよ。でもそういうレベルの(という言い方をしたら失礼だけど)学校と比較してうまく聞こえたとしても意味はないわけで、そこで自分たちは上手いと勘違いしたあげく上のレベルの大会に行ったら全然通用しませんでしたーというのが今年の敗因じゃないのか。下見て安心するんじゃなく、上見て彼我の差を感じ取って高みに登るべく努力して欲しい。演奏というか音楽にこれで大丈夫、これで充分なんてないんだし。現状は自信を通り越して過信になってる印象。
以前スポーツの現場で、試合には負けたけど本人すごくがんばってたから親としては誉めたいと発言したら「負けた子を誉めたらあかん」と現役教師に指導されたことがある。スポーツのことはよく知らないので言われたときはそうなの?でも誉めたいのに〜と思ったのだが、吹奏楽にシフトして考えたら本当にそうやな。うん、誉めたらあかん。すごくよかったわよ、あなたたちが一番よかったのにこの結果はおかしい、こんな順位だったのは絶対ひいきがあったのよ、なんて言ってたら伸びるわけないわな。負けを受け入れ、敗因を分析しないと。自分たちの音だけ聞いてたらそういうのができないしわかんないので、よその音も聞かないといけないんじゃないのかね。

たぶん保護者さんたちは最初から「上手い」と思って聞いてるんだろうね。そして初めて持つ楽器でクラシック音楽を我が子が奏でられるなんてそれだけで素晴らしい!というところで思考停止しちゃってそう。たいして上手くもないし、楽器なんて誰でもできるんもんなんだけどね。
なんかいろいろ自分とは温度差があるなーと感じた保護者会であった。