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第40回記念マーチングバンド・カラーガード全国大会 感想

実はこっちの全国大会も見に行ってたわけです、さいたまスーパーアリーナまで。一般は全団体を、高校は遅刻&昼飯で10校くらい見逃したけど結構がんばって見ました。つーか9時開始20時閉会式だったので前後泊までして見たんですけどね(震え声)。マーチングとか全然好きじゃないのになんでこんな修行みたいなことやってんだよ!宗教か!みきさまだいさくさまの信者でもないのに!!と正直泣きが入りました。

吹連マーチングのテレビでの露出が増えて以来、世間の認識としてマーチング=吹連のマーチングになってしまい、「本当の」マーチングであるM協が黙っていないんだぜ!と喧しいようですが、いやいやM協のマーチングは宗教色が強すぎてテレビに出せないから。せんべいせんべいまたせんべいと登場してきたときにはせんべいの底力を感じました。そのくらい宗教関連団体が多い大会です。そのあたりはプログラムでご確認ください。

以下素人感想。九州関連だけ。専玉は見てない。アドバイスしてるつもりですかとか言われてたけどそんなつもりあるわけねーだろバーカバーカ。

リスカ

とにかく貧乏くさい。まずショーとしてスカスカに見えるプログラム。たとえばガードがA地点で演技→B地点で手具持ち替え→C地点で再演技、な状況において、→で示した移動時間が長いうえ、移動中は移動だけで演技間の繋ぎがない、というか無造作に移動しているだけなので、細切れでぶつ切れでスカスカに見えてしまう。で途切れたときに音チームのほうががんばってるわけでもないから空白の時間帯が生まれてしまう。こういうのは見せ方や構成をもうちょっと練れば解消できるんじゃないかと思いますけどね。
そして衣装やフラッグのビジュアルとしての貧弱さ。衣装関係は最低限のイメージを伝える程度で充分なのに妙にディテールにこだわっているようで、お金の掛け方を間違ってるような気がしました。色味の合わせかたはセンスなので、ちょっとどう言ったらいいのか…。貧乏と貧乏くさいは似て非なるものであり、たとえ貧乏でも豊かさを表現することはできると思うのですが。
しかし小編成最優秀を獲ってて、驚きました。

アンバ

やろうとしてること・やってることの方向性は正しいと思うのですが、残念ながら全体的に精度や練度が低いわけで。時間を掛ければいいものができあがりそうな気がします。3年くらい同じ事やってれば完成するかも。しらんけど。でもメンバーさんは楽しそうなんでいいのかなあと。

精華

客席の雰囲気が興味深かったです。登場してきたときは「あれ?ジャージじゃないの?ww」「衣装持ってたんだwww」、ショータイトルが書いてあるプロップ(というか道具入れ?)が運ばれてきたとき「だっさwwww」と自分周囲の観客は超小馬鹿にしていたのですが、演技が始まったとき「!」、どかーんと吹いたとき「え、なんか違うくね??」、Tpソロで会場内モニターに奏者がアップで映し出されたとき「ひろたさん?ひろたさんが吹いてるの??」、バトンさんがくるくるしてるとき「…うまくね?」、演技終わると「………」と無言になってました。「なんかチャラチャラテレビに出てたけど吹連のバンドに「本当の」マーチングができるわけ?まあ無理だと思うけどさあwww」という雰囲気の客席を黙らせちゃう精華センパイまじ鬼畜ですう(^ω^)。
演奏については、技術・バランスあたりは比較するのも馬鹿らしいくらいに上手くきれいなサウンド、音量は大編成並にあり、それまでの団体のなかでいちばん音がでかいうえにきれいという。演技もM協仕様の構成だったし、個人技含めてガードはうまい、バンドの動きも遜色なし。M協バンド、吹連バンドとか線引きしがちだけど、精華には関係なかったようですね。音のクオリティを保ったままでM協の演技構成ってできるんじゃん、おまえら動きガー音ガーとか甘えてんじゃねーよって感じ。両立できるね。
どこか足りないとしたら、抽象的なテーマをショーとして表現できてなかったこと、ふだんわりとおとなしめなバッテリーがめずらしくガンガン叩いてて前に出過ぎ感があったこと、ガードの演技の独立性が高すぎたこと、技術関係ではなく演技構成あたりに、ですかね〜。

大牟田

悪くはないんだけど、全体的になんかこぢんまりしてる気がしました。流れはあるけど核がなく、どーん!とすべきところの手前でもたついてヤマ場としての盛り上がりに欠けるというか、緩急の緩部分をもっとゆったりと大きく表現できればなあと。ガードはちょっとちまちまバタバタしすぎで、腕をもっと大きく豊かに使えればいいのになあと。中国のパチモンウルトラマンみたいな衣装、最初は笑ったんだけど意外にアリでした。

佐賀学園

とにかく泣けるほどガードのレベルが…。現時点からの成長の延長線上に成功例が存在しないという目指す方向が間違ってるうえ、現時点での到達目標点の設定が甘すぎかつ低すぎ。今の練習と演技を10年続けたとしてもトップチームに伍する実力が得られるとは思えないわけで、なに考えて練習してるんだろう。こっちのマーチングのガードはダンサーでありパフォーマーであるわけで、たとえ短期間でも正しいベクトルにさえ進んでいればパフォーマンスは無理でもダンスならば最低限のレベルまでステップアップできるはずなのですが、こういう、努力のベクトルが完璧に間違ってる姿を見るのがいちばんイラッとくるわけです。やってることがすべて無駄だから。誰か言うてやれよと。まあ誰かに助言されなくても、トップレベルに達するには何が必要なのか、必要なものを身につけるにはどうすればいいのか、目標となるべきお手本を見て、てめえの頭で考えれば気づきそうなもんですけどね。

結果あたり

こっちの大会は要素が多すぎるのと各要素の評価基準が掴めないのとで結果予想をする気はないんだけど、なんでこの賞?という団体がいくつかあって、一般小編成のきよみつバンド、高校中編成の大洗、高校大編成の県岐阜商、そのあたりは自分の見た印象と結果が結びつかなくてなんだかなあという感じにはなりました。数をこなせば評価基準は見えて来そうなもんなんだけど、いまだにわからないから困る。

感想

    ∩_∩     人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人
   / \ /\   < すごい一体感を感じる。今までにない何か熱い一体感を。       >
  |  (゜)=(゜) |   < マーチング・・・なんだろう吹いてきてる確実に、俺たちのほうに。   >
  |  ●_●  |   < 中途半端はやめよう、とにかく最後まで観戦してやろうじゃん。     >
 /        ヽ  < フィールドの中には沢山の信者がいる、決して一人じゃない。     >
 | 〃 ------ ヾ | < 「信じよう。そしてともに唱えよう。」                      >
 \__二__ノ  < 勧誘されるかもしれないけど、絶対に入信するなよ。          >
              YYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY

こういう観戦を目指してたんだけど(※入信しません)、なんか客席の反応が薄くて、見てるこっちの気持ちがまったく盛り上がってこない。声援や拍手はあるんだけど、演技に対してではなく団体名や個人に対して演技前に送るスタイルなので、今の演技見た?!うおおおすげー!!!みんなで拍手だ!!!うおおおおいま激しく客席との一体感を感じる!!!みたいな熱い観戦ができないんですよ。九州の観客はなんか無駄にテンション高いというか、いい演技をみたら喜ぶし拍手するし、プログラムが進むにつれ盛り上がってどんどん客席が温まっていく雰囲気が会場にあるので、それに慣れてると結構つらい。体力を消耗している終盤あたりはエンドルフィン不足で特につらい。

別に自分の座席まわりが特別しょっぱかったわけではなく、解説好きの客席審査員()に両サイドを挟まれ、べらべら蘊蓄たれまくってるのを嫌でも聞けるという、比較的熱くて正直うざったい環境ではあったのですが、たぶん神奈川あたりにお住まいで身内に経験者や出場者がいて大会観戦数も多そうな客席審査員たちなのですが、内輪情報は言っても感想は言わないのです。目の前で演技してるんだからいま見た演技の感想言えよ!てめえの感想をだよ!とか思いながら、この人たちは他人からの評価で判断するだけで、目の前の演技を見極めたり、演技を見て心を動かしてないのかなあと感じました。たとえば精華の演技には感想を言わず、どんな顔したいいのかわからないの的なリアクションだったんですよね。ちなみに精華の演技は、これは上位に絡んでくるだろうというすばらしいもので、ひとつ前の団体(←編成別最優秀を獲ったかえつ)並に拍手は来るんだろうと思ってたのにざわざわしてる程度で反応が薄く、「あれれ?」という感じでした。約束だけで拍手して、去年うまかったから、予選でうまかったら本番でもうまいだろう、という先入観を持って観戦してる人が多いような、そんな雰囲気でした。つまんね。

高校中編成の金賞グループ、一般大編成の金賞グループ、このあたりの実力拮抗ぶりは全国大会ならではという感じで見てておもしろかったです。高校中編成はどこが最優秀を獲るのか全然わからなかったですし、一般大編成は個性的でいいですね。ていうかこのあたりだけ見ておけば網羅できるというか、正直小編成は見てるのが辛いレベルです…見ましたけど……。

神奈川県団体の充実ぶりはすごい。中学・高校・一般と各カテゴリーごとに複数団体があり、それぞれ実力も高く、団体数が多いのにメンバー数も多い。初心者を受け入れられる一般団体の指導体制、長く続けられる環境が整えられているのはすばらしいことだと思います。

ところでこの日はアンコン福岡県予選だったはずで、でもこっちの会場で飯塚の顧問のH先生を見かけたんだけど、じゃあアンコン県大会は誰が引率してたんだろうとひとしきり話題に。わざわざ見に来てたということは来年以降がんばるんですかね〜。