支部予選終了

各支部の高校の部、福岡25/56、北九州15/28、筑豊9/10、計49/94団体を聞いてきた。なんとか過半数越えでひと安心。全団体コンプリートは遅刻魔の身にはなかなか難しそうだが、各地のレアモンスターに遭遇できたのはいい経験になった。

聞いた結果から断言できることがひとつ。しんがりは拙者におまかせあれ!と筑豊不動の最後尾として皆が愛してやまない筑豊いじられキャラの西田川さんだが、筑豊では最下位かもしれんが決して県の最下位ではなかったぞ!

レアモンこと銅賞バンドについては、生徒がどうこうよりも指導者の無能と怠慢に腹が立つ。一生懸命やってる生徒たちに間違ったことを教えてていいのか?指導者として教育者として恥ずかしくないのか?とブンブン指揮棒振り回してる背中を撃ち抜きたくなった。生徒たちがいい音楽を生みだせるような指導をしてやってくれ。

以下素人感想。個別はなし。

福岡

1日目だけ聞いた。団体数が多いこともあり多種多様な幅広いサウンドを聞ける支部。今年は課題曲マーチが短めかつ中だるみしない曲なせいか、集中力が切れる前に自由曲に入ってくれたので、いつも以上に自由曲で表現される各校の個性などに気づくことができ、いっそう楽しめた気がする。

代表にあとすこし届かなかったクラスのバンドは、楽譜通りには吹けているけれど表現まで手が回ってないので物足りない。曲に対する理解不足で聞き手に伝えるべきものが存在せず、聞いてるこっちも「まあ吹けてたんじゃないの」程度の印象で終わってる。表現とは「楽譜にある情報を自分たちなりに翻訳して音に変換し、届けてみました(^ω^)」だと思うので、分析なり解釈なり理解なりしたなにかをサウンドに乗せて聴衆へ伝えられるような演奏を目指して欲しいなあと。

技術があるサウンドにはうまいなーと感心する、表現のあるサウンドにはすごいなーと感動する。感心と感動、ちょっと違うのだが、やはり感動する演奏を聞きたいんだぜ。

残念ながら、観客のルール無視とマナーの悪さが目立ったね。演奏準備中のステージに向けてフラッシュ撮影した犯人を進行を止めてまで特定したけれど、出演者の身内だろうバカ保護者をホール外に放り出して、出演団体は失格にすれば良かったのにな。演奏がジャーンと終わって最後の音の余韻がホール内に残っているのに拍手したりフライングブラボーしたりで雰囲気ぶちこわしで興ざめ。指揮者が腕をさげるまでは、動かずに黙って聞いてろ。観客席で待機する出演者リボンをつけた生徒による演奏中の私語もやめてくれ。こういう行動は関係者がほとんど。まずは出演者とその保護者たちへ対するルールとマナーの周知徹底から始めてほしい。

運営側にも、たとえば転換中に赤子の声がミャーと聞こえただけで「とっととキッズルーム使えバカ親(意訳)」と速攻アナウンスいれてる支部もあったので、状況に合わせた細やかな対応をお願いしたい。

北九州

この支部予選を初めて聞いたのだが、うーんという感じ。つーかもう二度と聞かなくていいわ。

高校生になると、経験者なら技量や表現力がついて、未経験者でも高校生が持つ頭脳や経験で考えて、各所に細やかに行き届いた精度の高い上質な音が出せるようになって、中学生とは違った、高校生としてのサウンドが表現できると思うのだが、いい音を出してる生徒はいるのに、その音をまとめてバンドサウンドにする指揮者の技量不足というか勉強不足というか目指してる音楽がショボいというか、結果、高校生バンドとして幼いサウンドになってしまってる団体が多いように感じた。

生徒の可能性を信じてないのか?生徒たちはもっとできるんじゃねーの?てめーの常識でちんまりと枠作って嵌め込んでないでもっと求めてみろよ。求めさえすれば生徒たちはきっと応えてくれるはずだぞ。高みに引きあげてやれよ。まあ指導者が低いところにいたら無理だけどさ。というわけで、この支部の代表最終ラインが一番低い気がする。他支部の銀賞上位くらいかな〜という印象。

そして最終ラインも一番低かった。どう考えてもなんの楽器の音かわからない、謎の音が聞こえてきたのはこの支部だけ。おい、見てるか西田川…、おまえを越える逸材がここにいるのだ……それも二団体同時にだ!ガクブル

銅賞団体には第一歩からなにもかも間違ってるという音が多くて、それを見ないこと聞かないことにして放置してるヘボ指導者をひいた後進たちに対して申し訳ない気持ちになった。未来ある若者にあんな糞みたいな音しか与えてやれない指導者は首を吊るべき。まずこうあるべき姿を提示し、生徒個人のがんばりのベクトルを正しい方向へ向かわせ導いてやるのが指導者の役目なのでは。不正確な音をいくら重ねたところで、いい音いいサウンドにはならないぞ。

筑豊

緻密さ精緻さよりも、泥臭くて情緒的でうねりで飲み込ぜ!な表現の熱が前面に出ている団体しかいない、地域ならではの芸風が確立されてる支部。この芸風は嫌いじゃないけど、たまには反対方向の演奏にもチャレンジしてみてくれないかなあと。情感豊かな部分と精巧な音づくりがうまく融合すると、新たな扉が開けるかもしれないぞ。

今年はどこも緊張感あふれるいい演奏をしてくれたので、予想外に金賞が多かったけれど納得という素晴らしい結果に。出場団体数は少ないけれど聞いてて楽しかった。

支部落ちの雄

技術という土台の上に表現が乗っかるものであり、技術なくして表現はないと思っているのだが、全曲を通して技術力や表現力をキープするにはもうちょっと力不足だが部分的にはできてます的なバンドサウンドに対しては「好感度の高い演奏」として受け止めてるんだと思う。

残念ながら支部落ちしたけれど好感度の高い演奏をしてくれた印象深いバンドは、講倫館・東海大五(福岡)、小倉商・自由が丘(北九州)、嘉穂東・直方(筑豊)。少人数でも持ち替えで工夫して自分たちなりのサウンドを作り出してたり、指導者がきちんと指導してそうなしっかりしたサウンドだったり、今後部員数が増えたり、もうひとがんばりすれば、もっといい結果に結びつきそうな予感がした。来年に期待!

県大会にむけて

適当なまとめ。第一のマーチは朝一のホールでうまく余韻が残せるか。戸畑・筑紫台・嘉穂・修猷館あたり、予選でいいなと思った団体が繋がってて、ちょっとおもしろくなりそう。城東どうなるんだろう。

  1. 第一:バリサクの動きと自由曲の選曲が微妙
  2. 市立:聞いてない
  3. 春日:聞いてない
  4. 飯塚:棒演奏め表情のせろ
  5. 筑前:飛ばないくじゃくはただのくじゃく
  6. 八幡:速い速いとにかく速い
  7. 城東:聞いてない
  8. 戸畑:自由曲がんばってほしいどすえ
  9. 筑紫台:最少人数?まとまりに期待
  10. 嘉穂:すてきハープで海気分
  11. 修猷館:出発地点が例年より高めなので期待
  12. 小倉東:ソロの音程なんとかなんねーのか
  13. 大牟田:たぶんここで目が覚める
  14. 小倉:聞いてない
  15. 中村女子:自由曲が芸風とミスマッチ
  16. 鞍手:今年は気合いでがんばれ
  17. 城南:支部ギリ感からどこまで伸びたか

悔いを残さない演奏を目指してほしい!どこもがんばれ〜