第43回福岡工業大学附属城東高等学校吹奏楽部 定期演奏会 感想
- 日時:2013年11月4日(月・祝)
- 開場13:00/開演13:30
- 追加公演 開場17:30/開演18:00
- 会場:アクロス福岡シンフォニーホール
- 料金:前売800円(当日券:1,000円)
- http://www.acros.or.jp/r_event/event_detail.php?event_id=5929
- http://jyoto.fit.jp/club/brass/concert/entori/2013/11/4_entori_1.html
今年度九州大会の大トリで超感動の名演をしたにも関わらず、タイムオーバー失格というあり得ない結果でシーズンを終えてしまった城東さんの定期演奏会、皮肉にも是非演奏を聞きたいという客が大挙して押し寄せたため急遽追加公演を決定、昼夜二回公演となりました。チケットを都合してくれた知人から直前になって連絡があり、「おまえ暇なんだから夜の部にまわれよ糞が(^_^)」とやんわり勧められたため、追加公演である夜の部を鑑賞することに。お断りした団体さんも多数なのに席数1800のところをもう2300枚出しちゃいました(・ω<) テヘペロって、時間も計れないうえ算数もできないのかよ城東ちゃん…。来期は電卓ででも何でもいいからきちんと計算してください、いろいろと!
今年の城東さんには三校合同演奏会の時から
城東。課題曲1、参考音源より早目のテンポで演奏してたけど手堅くまとめてた。各ソロも安定してうまし。早目にやっても曲が長いから本番ではやらないだろうけどね。科戸はそんなに掘り下げた造り込みではなかったけど普通によかった。こういう曲やればいいのに。樽屋キリストはやっつけ。→
→TpTbはバランスがいいのか華やかさがあり、例年お馴染みだった木管高音の音色のキツさがなくなってて、全体的にすごくいい感じだった。この時期でこれくらい吹けてるなら、リーゼントがやらかさないかぎりは今年はいい結果出すんじゃないかなあ。
と期待できる雰囲気があったのですが、まあ案の定リーゼントが見事やっちまったのです…。九州大会での演奏を聞いた人たちは直後から口々に褒め称えていました。珍しく大絶賛でした。なのにタイムオーバー失格。
なにしとんリーゼント!!!!!
温厚な自分もぶち切れるというものです。
例年城東さんの定演で演奏されるコンクール曲は、力みも気負いも消えてシーズン一番と言っていいくらいの好演であることが多いのですが、やはり今年も課題曲4番はばっちり見事に。自由曲の「キリストの復活」は樽屋作品なんだけどあまり樽屋臭がしないというか要はアイリッシュっぽくない曲で、緩急×3ターンくらいあって間延びしそうで飽きそうだけど、そうならないようにしっかり聞かせてくれて、そうなるとコンクールだと時間に余裕ないと厳しいかったのかなあと。ぶっちゃけ感動してしまいまして大拍手してしまいました。やはりこの演奏を聞いちゃうと全国に持って行きたかったなあと感じます。言っても仕方ないことですが。
ゲストは大阪市音楽団のサックス奏者のかたで、ちくわでできたサックスみたいな音だったのであんまり自分好みではなかったです。城東さんの伴奏は音量バランスの加減がうまいなあと感じました。
1・2年生だけで演奏したルイブル、今年は各パートのトップが3年生ではなかったようで来期に戦力持ち越しのパートが多く、格段に力が落ちることはなさそう。全体的にバランスよく、木管高音が必要以上にキーキー下品に鳴らさない感じが続くんでしょうかね。今年の演奏の良い雰囲気が継続するような気はしました。
夜の追加公演には3年生の引退セレモニーがありました。途中でぶん投げたくなってもおかしくなかったのに最後までやり通した姿に頭が下がります。ここ数年、部員さんにはどうにもできない問題で全国大会に進めず、リーゼントなにやってんだ!ちゃんとやれ!と言いたくなることが多かったのですが、結局のところ外野がどう考えようと、最終的に部員さんたちとリーゼントの信頼関係がしっかりできあがってれば問題ないんでしょう。
残念ながら今年のコンクールでの演奏は記録には残らなかったかもしれませんが、その演奏のすばらしさが「今年は絶対に聞いておかないと!」という例年を上回る定期演奏会での観客数として現れ、多くの人の記憶に残る演奏になったのではないでしょうか。
…なんか今回いいこと言ってますね、自分。死期が近いんでしょうか。やばいです。
プログラム
- 1stステージ
- 2ndステージ
- アンコール
- エルザの大聖堂への行列
- (曲名わからんけどなんかマーチ)
最後が科戸とエルザで完奏即絶命のプロかと思いましたが見事に吹ききって、昼夜2公演本当にお疲れさまでした。来期に期待します!