アンコン県大会は黒崎ひびしんホール開催

今年度のアンコン県大会ですが、噂通り、昨秋オープンした黒崎ひびしんホールでの開催が決定しました。

ここ数年、アンコン県大会はピーポート甘木なるどこにあるのかわからない秘境でこっそり静かにいつのまにか開催されていたのですが、12月下旬開催という季節柄、終演後降雪による高速道路通行止で秘境脱出困難となり、遭難死もあり得る危険性と背中合わせでした。しかし今度は北九州市の副都心・黒崎です。まあ別の意味で死の危険性がある土地ではありますが、身内が撃たれてようやく本気出した県警さんが他都府県警察さんに応援頼んでますから大丈夫でしょう、たぶん!

黒崎ひびしんホール
http://www.kurosaki-bunka.jp/

実は自分は宇宙にビッグバンが起こって以来ずっと、このひびしんホールを見守っておりました。今年度も「ただいま主催・共催公演のプログラム情報はありません。」「ただいまイベント・ワークショップのプログラム情報はありません。」と真っ白な予定を誇り、超絶に低い稼働率公共事業の合理化だ緊縮予算だとあくせくする世の中に一石を投じ、情報施設空き状況として公表しているデータも2013年4月28日時点でまずは枠から作ってみましょう!というExcel作表練習状態、真っ白ついでにPDFファイルに空白ごみページまで付加してメモ帳機能付きと、外部公表データへの無造作でフリーダムな懐の広さを披露して、いまだに引きずる旧五市の因習=各区に同じものひとつずつルールに基づいて八幡西区に箱物作っちゃいましたけど作ることだけが目的なんで後はどうでもいいですヨ!という、ゆったりとした空間と時間で私たちを癒す都心のゆるふわホールとしてピュアピュアな存在、それがひびしんホールです。

●快速・特急が停車するJR黒崎駅から徒歩5分!
→でも直前の岸の浦の交差点の信号の待ち時間が長いからもうちょっと掛かりそうです。
●駐車場120台完備!
→でも駐車料金が高いからちょっと歩いてハローディさんダイキさんエディオンさんまじ迷惑。

そしてホール概要です。
http://www.kurosaki-bunka.jp/outline/p01.html#out01

● 客席
826席(1階席568席、2階席254席、車椅子席常設4席:最大20席まで増設可)

こりゃまた中途半端な客席数です!
ここで客席各所からのステージ具合を見ることができますが、これ端っこ席だと完璧見切れてますね。3月末にここで定演を開催している団体さんがありましたが、このあたりの席だとパーカスパート丸ごとまったく見えなかったのでは?と心配になります。

● 残響
1.2秒前後 反響板設置時1.6秒前後

残響1.2秒前後!反響板設置で1.6秒!これは響かないホール!ちなみに他のホールだと、よく響くと言われるアクロスが2秒、響かないと言われるサンパレス空席時1.9〜2.0秒・満席時1.6〜1.7秒、という数値です。

お隣の八幡東区には室内楽をほどほどに楽しめるコンパクトさと響きを持つ響ホール(残響満席時約1.8秒)がありますが、わざわざネーミングライツを購入してひびしんホールと名付けてくれたひびしんことひびき信用金庫さんには申し訳ないけれど、いっそ八幡東区と西区で響ホールと響かないホールにしちゃえばよかったのに。ひびしんさんにはとんだ不良債権を抱え込んでいただいて本当に申し訳ない。まあ音響がデッドだと録音が捗りますから、録音マニアには素晴らしくよいホールなのかも。

とは言え、いくら数字を見て想像したところで、本当はどんな客席なのか、どんな響きをしているのか、実際に足を運んで生音を聞いてみないと判断はできません。しかし公演予定がまったくない!これでは判断できない!判断するチャンスをください、ひびしんホールさま!!!

というわけで、5月10日現在、純白の新雪に覆われた未開の大地のような公演予定ページですが、もしかするとPCのモニターを擦ったり、あぶり出しをしてみたりすれば予定が浮き出てくるかもしれません。PCを壊したくないので自分ではやりませんが、もしみなさんがチャレンジして公演予定がわかったらご一報ください。今度こそ聞いてきます。よろしくお願いします。