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第25回全日本マーチングコンテスト 感想

大会

一回くらいは全国大会を見ておかないといけないかなあと思い、行ってきました大阪へ。お好み焼きを食べ、大阪城天守閣にのぼると、会場である大阪城ホールの周囲からポカスカプープーという本番前の音出しが聞こえてきて、「これで全国出場できたとはハードル低い支部もあったもんだ」「違う曲もやれよ」と自然とこちらのテンションも高まってきます。

会場に到着すると、すでに自由席入場待ち客の長蛇の列が。午前中開催の中学の部と午後の高校の部と入れ替えなのですが、とりあえず会場内外すべてにおいてスタッフの捌きが悪くてイライラさせられることしきり。座席数と入場に掛かる時間から入場窓口をいくつ作ったら入れ替え時間内に捌けるかわかるんだから計算くらいしろよと。さすが吹奏楽に青春や人生を捧げた脳みそです。指定席と自由席の区分がわかってない客もだけどスタッフが多すぎ、アホでもわかるように目印つけとけよと。あ、関西ではアホって誉め言葉らしいですね。同じこと訊かれて毎回答えるのが面倒でブスくれた応対するくらいなら「大会パンフレットは○○で販売」と掲示しとけよと。こっちだってブスに話しかけたくはないのです。場外ではぎゅうぎゅうの人混み、そこを楽器を持った出演者さんが人混みに押されながら移動してるっておかしいだろと。なんちゅう段取りの悪さや!と関西弁のおっさんおばはんもお怒りですが、おっさんてめーこそ割り込みしてくんなよと。
数年連続してこの会場で開催しているのにこれだけ捌けないとは無能ばっかりだなあ。驚きました。

というわけで無能でルーズな運営のもと、高校の部は35分押しで開始。

実は九州外の団体についてはほとんど初見でした。淀工、市柏、習志野あたりの吹コン全国常連くらいの団体名程度は既知ですが(習志野だけは演奏会鑑賞経験あり)、どこがマーチングが上手いとか下手とかよく知らない状況での観戦です。あんまりいい席じゃなかったので動きや隊形なんかはよく見えなかったので、次回があるならもっといい席で見たいですね。

以下素人感想。

熊本工業

金賞。フォーメーションというか隊形にオリジナリティがあっていちいちおもしろく、体幹の強さを感じる腰の据わった芯のある動きと音、バッテリーがドンスカ叩く見せ場もあり、質実剛健で硬派なマーチングは全国的に見ても男前なスタイルでした。熊工△。あとメジャーくんがでかかったな。身長3mくらいあったわ。

滝川第二

金賞。とにかくヴァンデルロースト「マーキュリー」パートがめっちゃうまかった。厨二臭いコードの木管弱奏部分がめっちゃきれいで聞き惚れました。しなやかに動くなあと。

伊奈学園

金賞。ブラボー言われてたけど良さがよくわかりませんでした。演奏重視という審査基準の大会を動きがよくわからん席で鑑賞してると、演奏の善し悪しのみで判断できるわけで、そういう意味で心惹かれるようなところはありませんでした。

箕面自由学園

金賞。ここもうまかったなあと。8×13くらいの編成で人数多いはずがあまり多く感じなかったのは、シャープで軽やかな動きとまとまりある演奏だからなのかな。

市立柏

金賞。自分の席からは場内モニターでしか名物シンバル芸が見えなかったのですが、シンバル芸が視界に入らないとふーん、で?って感じで特に印象深くもなく。シンバル芸は楽器と思ったらダメ、ガードと思えばいいのかなと。

北筑

銀賞。緊張していたのか、ちょっと音の伸びがないかなあと。まあ中低音はスッカスカで全然聞こえませんでしたけどね。途中ペホ〜とアホみたいに音程の外れたFlが聞こえてきてあーあって感じになりました。こっちが思って以上に金賞までの位置が近かったので、毎回言いますが、M協のバンドだからと言わずに演奏のほうもがんばること、吹連マーチングに対する苦手意識を無くすことを心掛けたら一皮むけるんじゃないのかな。

佐賀学園

銅賞でしたが、もしかしたら規程違反かなにかやらかしてガコンと減点されたんじゃないのかなあと。けっして他の銅賞団体と同じレベルの演技演奏ではなかったし、銀賞だろうと予想してたのですが…。審査発表前に佐賀学・安城・八千代の三団体が呼び出し食らってたので、減点された可能性はあると思います。期待してた「ゴッドスピード」は全然ゴッドなスピードじゃなくて残念演奏でした。

2012/12/26追記
マーチングコンテスト入退場の時間超過による減点及び賞の変更
http://www.ajba.or.jp/info20121219.pdf
銅賞→銀賞になりました。

城ノ内

銅賞でしたが、ここ結構好きだったんですよね。きれいにまとまってたと思うんだけど。

精華女子

金賞。まあアホほどうまかったッス。冒頭TPがずらっと前列に並んでの東京オリンピックのファンファーレをピシッと決め、その後もガツーンと吹く吹く。サウンドが厚く、しっかりとした低音の土台の上に伸びやかな高音を乗っけてきます。外周してるときだとよくわかるんだけど、精華は横一列に同じ楽器が並んだときに穴がなく、他団体に比べて音圧がすごいのです。TPソロがちょっと引っかけたくらいでほぼパーフェクトだったんじゃないのかなあ。もちろん笑コラスタッフ来てましたよ。フロアの日テレカメラは精華終演後速攻撤退してました。

東京農業大学第二

銀賞。男子が多そうな編成に見えましたが、演技は全然男性的じゃないわけで、やっぱり東京の男子はチャラいのかなあ、でも東京に農業大学って必要なん?てよく見たらグンマーじゃねえかよ。騙された!ガードのフラッグがきれいでした、動きじゃなく柄がw

大阪桐蔭

金賞。人数が多くて、150人?もっと?大編成になると、人数が多いが故にどうしても音も動きも乱れが出てしまうわけで、どうやっても「人数のわりに」というエクスキューズが付いてしまいます。「人数のわりに」音も動きも揃ってました=他の100人以下編成の金賞バンドに比べると音も動きも揃ってません、と同じ基準で評価できないので、金賞って言われてもふーんって感じ。

富山商業

銀賞。動きが独創的で、タマタマが斜め上から転がってきたりしておもしろかった。

松戸六実

金賞。線は細めですが、すごく丁寧にやってるなあと。金賞にはちょっと足りないかなあという印象でしたが。

淀川工科

金賞。たしかに演奏はうまいですけど、ただ歩いて吹いてるというだけでマーチングじゃないよなあという、吹連マーチングのいちばんつまんねーところを凝縮したような演技でした。でっていう。動きは最低限を確実にやってて、だからこその同コンテループなんでしょう。あとさー、いわゆる関西的ノリというものは、関西お笑いルールを知っている地域限定でしか通用しない内輪ウケなので、他地方民には通用しないんですよね。そのあたり関西の人は自己評価が高すぎて勘違いしてますけど、全然おもしろくないから。

習志野

金賞。とりあえず曲がアッー映画「ベン=ハー」で誰得?俺得だよ!ジャジャジャーン♪のとこをかっこよく吹いてくれただけで嬉しいなあ。単に吹いてるだけではなく表現してます!という自己主張あるソロがそれぞれとても聞かせてくれて、なかでもObと女声スキャットのパート、この女声がめっちゃうまいわ響くわで度肝を抜かれました。芸達者なパフォーマーが揃ってるバンドでした。

おまけ:箕面自由学園チアリーディング『ゴールデンベアーズ』

実はこの日いちばん感動したのが審査待ちタイムのチアリーディングwwやべえすごいwww身近で見たら頭おかしくなるwwwwびよんて乗るしwwwびよんびよんびよんびよんはいタワーできましたwww(^ω^)ノはい降りますとすんとすんとすんイエーイ!キャー!(^ω^)ノ(^ω^)ノ(^ω^)ノwwwくっそおもろいwwwwwww

賞とか

ちょっと金賞が多かったかなとは思いましたが順当でした。自分推しだと、熊工・滝二・箕面・精華・習志野が第一グループかな。

音が良くても動きが甘いところ編成の小さいところは金賞獲れてなかったですし、音は普通でも編成の大きさと動きの良さで金賞獲れてましたから、音重視だけどそれなりに音以外への評価もあったのでは。とりあえず金賞団体で音程外してるようなところはありませんけどね。淀工が金賞獲ってるうちは音重視って言われ続けるでしょう。

銀賞団体は、音や動きにちょっとした綻びがあります。東海、中国の各代表は銀賞でしたが、音の質感は個人的に好きなタイプでした。今回声を出している団体が結構いたけど、合唱の下手なバンドは演奏も下手。演奏の上手いバンドは合唱も上手い、と言ったほうがいいのかな。まあその通りでした。

銅賞団体(除佐賀学)は中学生みたいなマーチングだなあと感じました。中学生と高校生では身体の強さが違っていて、身体ができあがってる高校生のほうが強い筋力でしっかり支えられた安定感があり、筋力があるからより大きく負荷の掛かる姿勢や動きができるはず。しかし身体を鍛えてない団体だと、筋力不足できちんと姿勢を保つことができない。特に後ろへ下がるリアマーチが下手ですね。身体能力が低いためコンテでも難しいことはやってないけど、全うできてない。なので高校生より一段レベルが低い中学生っぽい演技だなあという印象を受けました。音にも勢いがなく、ホールの壁に当たってどんより落ちてもわもわした反響でgdgdになってました。動きながらきちんと吹けない、しっかり音が出ないというのも身体能力部分が原因です。

動きについては、まずメンバーの体型を見てうまいかどうか判断してます。基礎練習をしっかりやってるところはメンバーの筋肉の付き方が似てくるんですよ。もちろん骨格差などありますが、でも姿勢や足の筋肉の付き方に統一感がある。だから正しい姿勢と方法でそれなりの練習量をこなしていれば、ひとりデブが混ざり込んでるとかあり得ないわけです。なのでデブがいるチームは信用してません。その第一印象はほとんど外れることはありません。

余談になりますが、マーチングの旅の京都橘がミニスカ衣装なのに下半身デブという殺人的ビジュアルで見苦しさの極みですが、あれは無駄に下半身に負荷をかけるだけの意味のないトレーニングをしてるから太くなってるんですよね〜。的確な部位を必要量だけ鍛えるトレーニングに変えたらシュッとしたきれいな体型になると思うのですが。

まとめ

地域というか支部ごとに芸風および実力差がありました。

出場全団体が金賞だった関西。マーチングの旅で京都橘がフィーチャーされてましたが、事情通に伺いたい。いったい京都橘さんは滝二・箕面・桐蔭・淀工、この四校のどの牙城を崩して全国推薦される気だったんですか?あの程度の演奏力じゃ、この四校にまったく歯が立たないと思うんですが…。

関東勢。ガードがうまいですね。パフォーマンス!表現!というアピールがあります。身体の引き上げができてて、軽やかに動くなあと。ガードだけでなくチーム全体の足下が軽やかでしたね。足捌きがきれい。

九州。ほとんどの出場団体がマーチング衣装を着ているなか、伝統の芋ジャージマーチングスタイルですが、体育会的な力強さがあり、ドーンと吹いてくるパワーある演技演奏はしっかりした個性を発揮してました。熊工・北筑・精華、キビキビ演技の質実剛健な芋ジャーマーチングかっこよかったです。となると微妙なのは佐賀学みたいにパフォーマンス寄りでガードを入れてくる団体なのですが、他支部代表のガードと比べるとレベルが低いんですよね〜。格段に下手です。関東関西の指導者が豊富で、習い事の選択肢としてダンスがあるような地域育ちの人たちとは素養が違うので、上っ面だけ模倣しても無理ですわ。なかなか追いつけません。芋ジャースタイルとパフォーマンス系とが融合できる新たな道を見出し、関東関西の劣化コピーで終わらないように、なにかいい方向に進んでくれたらおもしろいだろうなあと感じました。

テレビ放映予定

笑ってコラえて マーチングの旅2012完結編3時間SP
  • 2012年12月5日(水)

マーチングの旅では精華の演奏演技をどれだけディスるかが見物になってます。「ここでトラブル発生!?」→たいしたことないじゃん、「果たして結果は!?」→金賞に決まってるやん、番組的にいろいろ煽ってくるたびに、そこらへんのチンピラバンドと精華センパイを一緒にしてんじゃねーよ!リスペクトしろよ!!とイラッときますが、この全国での演技のどこにツッコミをいれてくるつもりなんだろう。あと、生演奏生演技はあるんですかね〜。12月16日のM協全国にも出場する予定なので、上京するのかどうか。お楽しみにしておきます。

第25回全日本マーチングコンテスト
  • 前編 2012年12月22日(土) よる7時〜9時
  • 後編 2012年12月23日(日) よる7時〜9時
  • 250チャンネル(スカイ・A)

第25回全日本マーチングコンテスト

今年も「スカイ・A sports+」で「第25回全日本マーチングコンテスト」の放送が決定しました。
100人を超えるチームが見事な演奏と行進で、観衆を魅了するマーチングは、迫力満点です。
各チームの個性も強烈で、初めて見る人も十分に楽しめます。
11月18日(日)に大阪城ホールで開催される「高校以上の部」に出場する全国からの代表25チームのパフォーマンスと、「全日本子供バンドフェスティバル」「中学の部」からの抜粋映像も合わせて、たっぷり前・後篇で合計4時間にわたり放送します。
厳しい練習を積み重ねて、地区予選を勝ち抜いた吹奏楽の名門高校らが集う決勝大会は、感動と涙のステージです。
最高の栄誉、金賞を獲得するのは、どのチームか!
注目のスペシャル番組です。

【放送予定】

  • 前編 12月22日(土) よる7時〜9時
  • 後編 12月23日(日) よる7時〜9時

【お知らせ】
※この初回放送(前編・後編)をテレビのCSボタンを押して250チャンネル(スカイ・A)で無料開放します!
是非ご覧ください。
http://www.sky-a.co.jp/prgculture/classic.html?m=1

とりあえず演奏中は会場音声だけでいいからな!絶対に丸ちゃんの解説はいれるなよ!絶対だぞ!!!