福岡工業大学附属城東高等学校吹奏楽部 第41回定期演奏会

ひさしぶりの出場となった今年の全国大会では午前の部1番目という点数がでにくい出演順となってしまい、残念ながら結果は銀賞。その午前の部では、金賞3・銀賞5・銅賞7となかなかの厳しめ審査で、全国大会金賞常連校ですらまさかの銅賞という大波乱に一同騒然となり、某掲示板当該スレではいまだに審査ガー基準ガーとあーだこーだ言うてるわけですが、結果は結果ですからねえ。「一番手の演奏が良すぎて以降の審査が厳しくなった」「例年なら金でもおかしくない」的な感じにわりと誉められてましたが、最後のドアを開けるのに予想外に時間が掛かったこのバンドには、いきなり金賞よりもステップアップしていく道がふさわしいのかもしれません。いやまあ金賞欲しかっただろうけどさ。全国金は神様からの贈り物だから、どんな常連さんでも狙って獲るのは難しいですよ。

ところで、連盟とともに吹コンを主催する朝日新聞は「〈解説〉福島の2校に重ねる祈り 吹奏楽コン・高校の部」という記事の中で、城東の演奏を

ラベルの「ダフニスとクロエ」でも、福岡工大付属城東(佐藤正人編曲)は柔らかい光のあわいを繊細に描き出し、

と評しているのですが、自分は城東の演奏を県大会までしか聞いていませんが、一般的にラヴェル曲を演奏するときにありがちなまず繊細さをもって表現するというアプローチとは異なり「ラヴェルの世界を陰影濃く鮮烈に描き出した演奏」だと受けとめておりましたので、どうもこの記事が実際の演奏を聞いたうえで文章にしたのではなく、曲名を見て「たぶんこんな演奏をするんだろうなあ〜」と想像しながら書いた記者の妄想記事にしか受けとめられません。
なので定演に足を運んで、本当に記事にあるような演奏なのかどうか、聞いてみようと思っています。ククク