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3年間まとめ(前編)

とりあえず全部終わっちゃったので部活まわりについてまとめてみることにした。中の人視点のブログはよくあるけど、保護者視点のはあんまりないよねーと思って。
単なる一例であって、すべての吹奏楽部がこういうやり方をしているわけでもないので、まあ話半分の参考程度に。

練習編

チビッコ中学の部活は7時半〜始業前の早朝練習・終業後〜部活下校時刻までの放課後練習が基本。昼休みも希望者は練習してるらしいが、そこまでやると人的交流が部活動関係だけに限定されちゃうので無理に参加しなくてもいいよと。

土日も一日練習、たまに半日練習。大会や演奏会前になると月に一度も休みなし状態になったりするが、中間・期末の定期試験前の活動停止期間(一週間くらい)もあるため、試験のある月(5・7・10・12・2月)はわりと楽かな。

長期休暇の夏休みはコンクール本番なので7月はもう朝から晩までガッツリ。冬休みはアンコン出場する場合はガッツリ。春休みはのんびりしたいけど、冬場の閑散期に基礎練習をサボってたアホパートだと「おまえら何を練習しとったんじゃー!」とギッチギチに鍛え上げられるハメになりガッツリ。まあ春休み定演校ではなかったので比較的のんびりしてたけどね。

チビッコの部活っぷりを見ていると、練習時間は長めだが密度が足りないというか、密度が足りないので練習時間を長く取らざるを得ないようだ。高い意識を持ちながら密度の濃い練習をすれば、練習時間は短くても上達の加速度は増加するんだけどね。そこが安定した成績を残せない一因なのかもしれない。

部費経費編

吹奏楽は金が掛かる部活という印象があるようだがそうでもなかった。運動部と比較しても、ボールを使うスポーツよりは高いが、ラケットを使うスポーツに比べると安かったと思う。貧乏な我が家として、なるべく金を使わずに楽しめる部活動スタイルを目指してきたが、ちょうど部の運営方針自体もお金を使わないでやっていこう方向に向かいつつあったので巡り合わせもよく、たいした投資もせずにすんだ感がある。

チビッコ中学では基本的に経費は毎月定額の部費で賄っていた。コンクール出場時の交通費・宿泊費などの遠征費は自治体?教育委員会?学校?あたりからの補助があったが、吹奏楽祭などコンサート系の出場については補助ゼロなので部費で負担。

部費は、座奏だけの学校、座奏&マーチングをやってる学校、学校ジャージが基本の吹連のマーチングをやってる学校、派手派手コスチュームを着てガードもいるマー協のマーチングをやってる学校と、部の活動方針や規模によって金額は違ってくるようだが、ご近所中学界隈部費事情をリサーチした結果、上の大会へ進出してそこそこの結果を残しているレベルの部で上記のどのパターンの活動をやっていたとしても、2000〜3000円/月くらいという話。うちもその範囲。

活動において個人購入したのは、チューナーメトロノーム(マイク不要)、楽器拭き用のクロス(ケースに戻すときに指紋を残すな!拭きあげろ!)、楽譜入れ(当初100円ショップのクリアファイルを購入したが、楽譜は譜面台に置きっぱなしなので今ではまったく使ってないらしい…)くらい。オイル・グリスのメンテ用品は入部当初購入したがパート備品があるため買い増しはなし。楽器に関しては中学時代に購入する気は当初からなかったので学校備品を使わせていただいた。

と、金を掛けようと思えばなんぼでも掛けられるが、節約しようと思えばできる。

楽器選択編

中学校部活の場合は、はじめての楽器ということで担当楽器との出会いがある。

選ぶ側の部員の音が好きとかカッコイイとかの嗜好を主体にして選択の自由がある場合もあるだろうが、やはり身長が高いと弦バスとか、身体が大きいとチューバとか、歯列矯正してるとパーカッションとか、そのときの身体的な条件で制限される場合はある。指が短い子が木管の長い楽器をやってたけどキィまで指がなかなか届かなくて毎回攣りそうになる!とかね。以前テレビ番組で紹介されていたバンドは、リズム感がある子をまずパーカスに振り分けていたが、資質を見ている場合もある。というふうに基本は顧問がいろんな適性を考慮しつつ、パートとしての人数や厚みを考えつつ配置するのではないかと。このやり方でのマッチングはほぼハズレなし。

我が家の場合は担当楽器については入部当初にかなり考えて希望を伝え、その希望が通ったかたちでの選択。たぶん顧問がマッチングしたとしても同じ楽器になったのではないかと思う。
そのステキな選択基準→木管楽器を避け(楽譜が黒すぎてアホには読めない)、ヘ音記号を避け(ト音記号でもアホのゆとり脳には高難度)、リード楽器を避け(金が掛かるうえ、リードは基本消耗品なうえ10枚買っても10枚全部が使えるわけではないし、ダブルリードになると単価が桁違いでメンテナンスが大変だから)、キィがゴチャゴチャついてたり管がグネグネしてるような見た目がややこしい楽器を避け(そういう楽器は高価で将来購入したくなったときに困るから)、一番金の掛からないのは自前=スティックオンリーなパーカッションパートも考えたけど本人のリズム感がかなりあやしめで先行き不安だったため、パーカスの次くらいに金が掛からなさそうな、楽譜が白くて音符が大きく簡単な形状をした金管楽器を、ある意味究極の選択の結果としてパートナーとした。って節子それ単なる消去法の選択や。

いちばんお薦めなのは、顧問の専門楽器を選ぶ、かな。顧問の専門楽器については何かにつけ細々と指導が入るので必然的に上達する。だいたいどこのバンドも顧問の専門楽器パートがいちばん上手い、ということになっている。

楽器購入編

チビッコ中学ではほとんどの部員が部の備品楽器を使っており、My楽器比率は10人にひとり程度。我が家も下手くそがMy楽器だなんておこがましいわ!ということで、ありがたく備品を使わせていただいている。備品楽器といっても、きちんとしたメーカーのそれなりのグレードなので特に困ることもない、というか我が家が自費で購入できる範囲よりもたぶん上のグレードの楽器だからね。

そもそも我が家は中学時代に楽器を購入する予定は当初からまったくなし。最初に担当した楽器をずっと続けていくかどうかも不明だし、楽器を始めた直後に初心者だからこの程度でいいでしょと安い楽器を購入しても腕が上がればもっと良い楽器が必要になってくるし、新品の楽器は上手く吹いて育てていく必要があるが初心者のど素人だと育てるより先に変な癖をつけてしまってよくないから上達してから買うほうがよいし(通説なので本当なのかどうかは知らん)、となれば買うとしてもある程度の腕と今後も楽器や部活を継続する見通しが立ってからであり、そんな見通しが立つ予定はまずないはずだと予想していたからだ。だいたい、海の物とも山の物ともしれないチビッコに最初から投資するほど裕福じゃないわけで。甲斐性なくってサーセン

中学時代に楽器を購入しても、全国出場あたりまえのような本気高校に進学したら「うちの音は○○(=楽器メーカー名)で、あなたが持っている△△は使いません」と手持ちの楽器とは違うメーカーやグレードを指定されたため、高校入学時に改めて買い直したという話もあるので、楽器購入のタイミングもいろいろ。焦って衝動買いするようなものでもないし、ご家庭の生活設計と本人の人生設計および部の方針と相談してご検討くださいってことで。

学業編

自宅学習のみでがんばってる部員もいるし、部活を終えてから塾に通ってる部員もいる。みんなそれぞれ一生懸命に部活と学業の両立をさせようと努力している。してないヤツもいるけどな。まあ普段から授業をしっかり聞いて、試験前にガーッとやればそこそこなんとかなってた。

我が家にとっては塾と部活の両立はかなり難しかった。時間的に両立できる塾を選んでいてもイレギュラーなスケジュールが発生してバッティングすることが多く、あまりにも受講できないため、本来固定のはずの授業日を振り替えてもらうなどかなり融通してもらうこととなり、塾にはかなり迷惑をかけることになった。コンクール時期と重なる夏期講習では、無理して予定はいれたが練習が押しまくりで予定の半分のコマ数も受講できなかったり。

3年生の部活引退時期は、負けると引退スペシャル方式をとっていれば、7月引退(参加することに意義があるレベル)、8月引退(コンクールを県・九州・全国と勝ち進めるレベル)、10月引退(吹連マーチングで九州出場レベル)、11月引退(吹連マーチングで全国レベル)、12月引退(M協マーチングで全国レベル)と、まちまち。

しかし、まだ次の大会があるシーズン中に「受験があるから引退しま〜す」という途中抜けをされると、同レベルの補充ができない場合はバランスが崩れてしまい、残されたバンドにかなり迷惑かけるので、一度メンバーにはいったのなら最後の大会までおつき合いする覚悟を持ってないとまずいかなあという気はした。途中で引退したいのなら最初からメンバーに入らなければいいんだし。

我が県の公立高校受験システムでは、普段からコツコツ勉強して進学希望先に最低限必要となる内申点をキープして、引退後に集中勉強して点数を伸ばせば充分間に合いそうな雰囲気があるので、シーズン最後までおつき合いしても大丈夫な気はするんだけどね。まあ当人の自覚次第なのかなと。

将来編

上手い子部員だと高校進学時に私立本気高からのお誘いがあるらしい。うちには来なかったけどな。また、チビッコ中学のご近所の県立高校には、県代表以上の成績を収めた場合に適用される部活動推薦制度があり、吹奏楽部員でも主力であれば制度利用で入学できる。うちはまったく主力じゃないので利用できないがな。

女子であれば、とりあえずは音楽の道を突き進み、そんな音楽バカを一生食べさせてくれるような甲斐性のある物好きな男を道の途中で捕まえるという力技が使えるが、男子だと余程の才能の持ち主か浪人や音大進学を許せる経済力のある家庭でなければ、音楽だけやってればいいという進路選択は難しそう。

とりあえずウマヘタはど素人が聴いても「わーうまいー」「これは玉が違う」程度にはわかるもので、当然プロたる顧問先生たちが聴けば将来展望も含めた予測ができるはず。なので中→高で声が掛からない場合、きらめきがない場合は趣味の範囲で終わる程度のタレントで終了するのではないかと。

専門の道へ進むこと=勝ち組、趣味で続けること=負け組って訳ではないと思うし、むしろ趣味の範囲程度でやってるくらいが一番気楽でいいのかなあと。某バレエダンサーが「才能がないのに努力している人がかわいそう」言ったように、やる気や努力だけではどうにもならないのが芸術の道なので、ある段階で職業とするのか趣味にするのか見極め、切り替えるべきだと思う。