読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

「心ひとつに!18人のマーチング」

夜中にザッピングしてたら吹奏楽の神様のお導きでこういう番組見ちゃったよ。

JNN九州沖縄ドキュメント ムーブ
http://www.e-jnn.com/move/

「心ひとつに!18人のマーチング」

 長崎市立横尾中学校のブラスバンド部は、県内の中学校で唯一のマーチングバンド。"マーチング"とは、演奏しながら様々に隊列を変化させ、集団の美しさを表現する吹奏楽のこと。部が発足して今年で11年目。バンドの編成は、金管楽器バスドラム(大太鼓)などのバッテリーパーカッション、ダンスや旗を持ち演技するカラーガードの各パートで構成。大会では、50人近い編成のチームがほとんどだが、横尾中学の部員は18人。少人数で挑むには編成を工夫する必要がある。

 指導者は、横尾中学出身の北村公児さん(39)。普段は水泳のインストラクター。練習は放課後の2時間と土日。休みはほとんどない。学校の行事や塾などでなかなか全員が集まらないなど苦労も多い。昨年は、28人で挑んだ九州大会で予選落ちした。審査で演奏の完成度が低いと指摘されたため、今年は初めて吹奏楽のコンクールに出ようと音作りにも必死だ。"FORWARD MARCH(前進)〜心ひとつに!"が合言葉。少人数だけど、どこにも負けない迫力と情熱で、今年こそ九州一を目指す。


http://www.e-jnn.com/cgi-bin/vtemp.cgi?dir=onair/081124015001

おお、横尾中か!吹連マーチング九州大会でのカッコイイ演奏をしっかり覚えてるぜ!スネア君のこともな!
横尾中は金管とパーカスだけの少人数編成(木管抜き)で、スネアがガンガン叩いて前に出てるスタイル。九州大会の演技についても唯一の男子メンバーであるスネア君の印象が非常に残っていて、常に前に出てるけど(某掲示板にはやや出すぎかもという感想もあった。素人にはよくわからんけどな)複数の音色を持ち、いろんな種類の叩き方があっておもしろいなあと。このときは残念ながら銀賞で、少人数バンドを「人数が少ないから迫力がない(はず)」だとか反対に「人数が少ないのにがんばって演奏してるから…」みたいなバイアスのかかった評価をする人もいるけれど、ここはそういうの抜きで当たり前に金賞でよかったのにな〜という強い印象が残っていた。
確かに金管の音はヘボいけど、まあ中学生のマーチングバンドできちんと吹けてるとこを探す方が難しいくらいで、たとえ九州レベルでも数校を除いては音のほうはすっかりお留守なバンドばっかりですから、ヘボいといっても目くそ鼻くそ程度の誤差みたいなもんですよ。ただ人数が少ないぶん、他の人数の多いバンドより音の揺らぎが目立ちやすいので不利ではあるんだろうけど。

番組を見ていて感じたのは、世の中の吹奏楽部の指導者というのは座奏にしてもマーチングにしても指導内容というか指示が抽象的だなあということ。たとえば「きちんと吹け!」「ちゃんと動け!」とか言われても、本来あるべき「きちんと」「ちゃんと」している演奏や動きが具体的にどういうものかがわかってない人間にとってはまったく意味のない言葉であり指示でしかない。指導者の持つイメージと部員たちの持つイメージとが異なってる状態で具体性に欠けるアバウトな指示を出しても、互いのイメージが乖離しすぎて噛み合わず、「なんでおまえらはちゃんと吹かんのか!」「きちんと吹きよるのになんで先生は怒りよるん!マジわからんしマジうぜーし!」(←チビッコ中学例)となるんだよー。

目標とする演奏や動きのかたちを具体的に提示し、しかし現状どういう状態であるのか認識させ、目標に近づくためにはどう行動すればよいか対策を与えるor考えさせる、というふうに細かく噛み砕いて指示を出せば的確な修正が迅速にでき、結果成長速度が早くなり演奏演技の質の向上へ繋がるのではないかなあと思うのだが、感覚や感性の世界に生きている芸術系の人は、自身が持つ感覚や感性を万人が理解できるような言語表現へとトランスレーションするのが下手というか、具体的な指示出しが苦手なひとが多い気がするね。たまには左脳も使ってみようぜ。

横尾中の場合は吹連マーチング九州大会前日リハ帰りに精華女子高の練習場へ立ち寄って見学させ、具体的な「きちんと・ちゃんと」している例を見せていた。これは生徒たちへの具体例の提示であり、意識付けとしてかなりよい効果を生んだのではないかなと思ったけどどうなんでしょう。翌日の吹連九州大会(11位・銀賞。10位までが金賞)には間に合わなかったかも知れないが、後日行われたマー協の結果(1位・全国出場)として表れてたのかなあと。

というわけでカッコイイスタイルをもっと評価してやって欲しいと思っていた横尾中が全国へ行けてよかったよかった。ただ、音に関してはまだまだ力不足なのは確かなので、これからの冬場は基礎練習をがんばってもらって来シーズンに繋がるよい音作りをしてもらえるといいなあと思いました。でも部員数が少ないらしくて(3年生11名、2年生4名、1年生3名、計18名)次年度ヤバイと学校HPにも書いてあったのが不安材料だな。勧誘もがんばってな!

地方によってはこれから放送する局もあるようなので、機会があればどうぞ。

  • RKB 11月23日(日) 25:54
  • MBC 11月24日(月) 25:05
  • RBC 11月26日(水) 25:57
  • RKK 11月26日(水) 26:04
  • NBC 11月23日(日) 24:30
  • OBS 11月30日(日) 25:20
  • MRT 11月27日(木) 10:50