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第53回九州吹奏楽コンクール 高校の部

ブライアンの半休日ということで後半の部だけ聴いた。高校生ともなると技術がしっかりしているので(一校を除いて)、自分のような素人が聞いても善し悪しはまったくわからず(一校を除いて)、どの団体の演奏もすばらしいものに聞こえました(一校を除いて)。つーか除かれた一校については、なんでここに来てるのかがわかんないんだけど。
以下素人のアホ感想。

中村学園女子

演奏もだけど、合唱が非常に美しかったです。

コザ

身体を動かしながら楽器を吹く人たちは曲の抑揚にあわせて動きがちで、パートごとにシンクロしてたりとそれなりに統一感があるのだが、ここは各自が好き勝手な方向に動きながら吹いている、吹奏楽フリースタイル。からだの中に音楽があるんだろうなあ。

小倉

コザと同じ自由曲で、技術的というか精緻さでは小倉だけど、歌いあげるような情感面ではコザかな。両方のいいとこ取りができたらいいのに。

松陽

課題曲IVについて、今期聞いたすべての中でここがいちばん理想型というか、やっと納得できる答えをいただきましたという演奏でした。ありがとうございます。

嘉穂

課題曲は小さいミスがあって大丈夫なのかよ〜とドキドキしたのですが、やはり自由曲で圧倒されました。自分にとっての良い音楽良い演奏とは、ステージから音と一緒に何かが迫ってきて客席を飲み込んでいき、ホール全体を包み込んでいっぱいに満たし、ステージの息づかいまでが感じられ彼我の区別がつかなくなるような、指先まで痺れるような息をするのも苦しいような濃密な空間にしてしまう、というイメージなのですが、自由曲にストーリー性があるだけに、もうちょっとなにかが加わればそういう特別な空間が作れる音楽になりそうな気がしました。

福岡第一

やっぱりこの団体の曲の解釈は自分と合わないなあと再確認。火の鳥というと、手塚治虫マンガに登場する姿のように頭が小さく首としっぽが長い孔雀+鳳凰みたいな優雅な姿で、羽ばたくと鱗粉みたいなキラキラを振りまいて大きな羽根でゆったり気だるく飛ぶ、みたいなイメージを持っていて、終曲ではそんな火の鳥が飛んでいく美しい姿を想像したいのだが、ここの演奏からは「聖火点火時に白い鳩を一緒に飛ばそうとしたらうっかり羽根に火が燃え移って丸焼けになってしまいました」という、残念なかたちのなんちゃって火の鳥しか想像できませんでした。課題曲自由曲とも福岡予選時の解釈のほうがスッキリしててよかったのになあ。好みなんでしょうけど。

鎮西学院

自分の隣の席には午後の部が始まってからずーっとパラパラパラパラパンフレットを捲り続けたりバッグの中からガサガサと進行表を取り出して眺めてまたガサガサと仕舞ってと一時たりとも静聴することができない多動のご婦人が、もう片方の席には座席でケータイを鳴らしその場で話し始める剛気なご婦人が座っており、おいおい勘弁してくれよ!と死にたくなりましたが、なんと恐ろしいことにこのふたりは偶然たまたま同じ団体の保護者同士だったのです!本人たちは身バレしてないつもりなんだろうけどバカじゃねーんだから側に座ってたらわかるんだって。そういう心ない鑑賞態度で我が子たちの評判が間接的に下がっていくということがなぜわからないのか。というわけで鎮西学院はバカ保護者どもにマナーを叩き込んでから大会に参加したほうがいいと思います。

出水中央

「喩伽行中観―吾妻鏡異聞―(ゆがぎょうちゅうがんあづまのかがみいぶん)」って読めねえし。Flじゃなく尺八、Piccではなく龍笛だと見立てればよいのでしょうか。チビッコ時代に仏壇のお鈴を叩いて遊ぶと親から怒られたもんですが、打楽器にしちゃうとは世の中わからないものですな。曲の持つオカルトホラーな雰囲気を(憑依されたような叩き方も含めて)うまく表現していて個人的には高評価なのですが、ちょっと叩きすぎてうるさく聞こえた部分があったかなと。と、せっかく演奏で作り上げた独特の雰囲気と余韻が直後のブラボーコールでだいなしに。

西陵

コバルトブルーのジャケット+白ボトムで超サワヤカ。演奏もサワヤカで清潔感があって等身大で、娘の婿にはこういう演奏をする好青年に来てもらいたいですな!という、感じの良い音楽でした。

玉名女子

「科戸の鵲巣(しなとのじゃくそう)」これも読めねえよ。

大分雄城台

最後にものすごいオチがついちゃってるんですが。なにしに来てるのか本当にまったくわからないレベルの、演奏せずに帰って貰ってまったくかまわない団体。むしろとっとと帰れと。他に出場させるに足る団体はいなかったのかよ。大分!おそろしい子!