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九州厚生年金会館が存続の危機に

まったく知らなかったのですが、来年8月に九州大会開催予定の九州厚生年金会館(北九州市)が2008年9月をもって廃止・売却の危機とのこと。今年も何度か厚生年金会館に行きましたが気付きませんでした。

パイプオルガン守れ 売却方針で解体の危機 存続求め実行委 来年2月までに30万人署名集め


 市民から集めた募金約2億円で設置された九州最大級のパイプオルガンで知られる「九州厚生年金会館」(北九州市)。その機能存続を求める「市民運動実行委員会」の設立総会が26日、同市内であった。同会館は年金保険改革の一環で2010年9月までに売却される予定。実行委は来年2月までに30万人の署名を集め、市や厚生労働省にオルガンとホールの維持を求めていく。

 厚生年金会館のホールは最大2200席。パイプオルガンは旧西ドイツ・ワルカー社製で高さ約14メートル、幅約8メートル。1981年に募金運動が始まり、84年の同会館オープン時に設置された。現在市が会館に無償貸与し、保守管理の委託契約を結んでいる。

 厚生年金会館の整理を進める「年金・健康保険福祉施設整理機構」(千葉市)は全国で約300施設を売却する計画。同会館も一般競争入札に掛ける予定で、08年10月以降のホール予約を断っている。

 市は財政状況などを理由に買い取りを否定。機構側にホールやパイプオルガンを残す条件付きで売却するよう打診している。しかし、同機構は「売却価格を高めるため条件付きの入札はできない」としている。

 オルガンはホールの音響を計算した上で設計されており、「オルガンだけを取り出すのは技術的にも経費面からも困難」(市企画政策課)。建物を取り壊した場合は、そのまま解体される可能性が強い。

 実行委は北九州青年会議所(中柴崇理事長)が事務局となり設立。この日の総会には市内の芸術、教育など約25団体が出席し、委員長には重渕雅敏・TOTO会長が就任した。現在55団体が加入しており、さらに約20団体が増える見込み。12月から街頭署名活動などを実施する。

 重渕委員長は「100万市民と周辺の人々に欠かせない施設。会館とパイプオルガンを守るという市民の意思を示しつつ、保存のために良い方法を考えたい」と参加者に説明した。

=2007/11/27付 西日本新聞朝刊=
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/20071127/20071127_018.shtml

現在北九州市内にあるホールと座席数

北九州市というのは門司市小倉市戸畑市八幡市若松市の五市が合併してできた市なので、旧市のなわばり意識や対抗意識が今でも異様に強いことで有名。なので普通「市民会館」といえば一市にひとつでいいところを、旧市域ごとに五つも存在することになりました。
五つあっても各施設が老朽化したところで順に取り壊していけば減っていくはずなのですが、小倉市民会館は何年か前に取り壊されましたが、直後に北九州芸術劇場が目と鼻の先にできました。老朽化した戸畑市民会館は人口激減・高齢化・財政超厳しいにも関わらず、わざわざ駅前一等地に立て替えてウェルとばたとして生まれ変わりました。旧市の面子にかけても市民会館がなくなってはいけないのです。なのであいかわらず市民会館が四つも存在しています。そもそも文化不毛の地にそんなに何個もホールはいらねえだろ身の程をわきまえろよと思うのですが、腐っても政令指定都市、そんな弱音は吐けません。

というわけで収容人数を見ればわかるように、市内には同規模ホールが乱立するというバカとエゴ丸出しな結果に。その中で収容人数最大の厚生年金会館がなくなると開催できないイベントが発生してしまう!ということで北九州吹奏楽連盟の中の人も困っております。

九州厚生年金会館の機能存続を求める署名活動について


すでに新聞等でご存じのとおり、北九州市を代表する貴重な文化施設でもある「九州厚生年金会館」が、2008年9月をもって廃止・売却されようとしています。
このことが現実となれば、吹奏楽連盟としての年間ステージ事業がすべて実施できなくなります。現在実施している吹奏楽コンクール・吹奏楽祭・クリスマスコンサートにおいては、2000人規模の客席数、リハーサル室、楽屋等の付帯設備、出場団体のステージまでの円滑な流れなどの条件が不可欠となります。この条件を満たすホールは残念ながら北九州市内においては「九州厚生年金会館」以外には考えられません。早速、来年度のクリスマスコンサートの会場確保に困っているのが現状です。
そこで、北九州吹奏楽連盟は、北九州青年会議所が中心となって展開しております「九州厚生年金会館の機能存続を求める市民運動実行委員会」の署名活動に全力で協力していきたいと考えています。
つきましては、北九州吹奏楽連盟加盟団体関係者の皆様をはじめ、周辺地域の皆様、また、九州厚生年金会館機能存続を願う多くの皆様にご理解とご協力をいただき、一人でも多くの方に参加していただければ幸いです。

関連リンク
社団法人 北九州青年会議所
社団法人 北九州青年会議所 - 九州厚生年金会館の機能存続を求める市民運動

http://www.kita9-ba.jp/03news/kouseinenkin.html

吹奏楽コンクールで2日・吹奏楽祭で1日・クリスマスコンサートで1日と計4日程度ですが困る!ここで定演を開催する所属団体のみなさんも多いので困る!というわけです。
利用数の過多はあれど実際に利用している団体にとっては切実な問題なのでしょうが、関連リンク先である北九州青年会議所サイトがnotfoundになっているくらいなので「九州厚生年金会館の機能存続を求める市民運動実行委員会」が本気で署名を集めようと思っているのかどうか疑いたくなってきます。

その厚生年金会館ですが、西日本でも有数といわれるパイプオルガンもありました。残念ながら音を出してるのを一度も聞いたことはありませんが。

パイプオルガン残したい 北九州の市民ら署名活動


 九州では珍しい大型で、北九州市の九州厚生年金会館の名物でもあるパイプオルガンが姿を消す可能性が出てきた。国が進める行財政改革のあおりで、存続を求める市民らが署名活動を始めた。

 旧西ドイツにあったワルカー社製のパイプオルガンは、高さ約14メートル、幅約8メートル。

 ホールとともに1984年に設置。購入資金約2億円は地元の音楽愛好家や経済界などが中心となって集めた。2200人を収容できるホールでは年に5回程度、演奏会が開かれている。

 ところが、政府方針に従い、年金や健康保険料で整備した施設の見直しを進めている「年金・健康保険福祉施設整理機構」(千葉市)は2010年までに同会館を売却する予定で、建物を取り壊す可能性もある。

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/yamaguchi/20071213/20071213_004.shtml

ハハハ、すばらしい低可動率です。年5回しか使わないのなら年0回でもいいのではないでしょうか。年に5回しか使わないものに維持費をかけるのは非常にバカバカしいように感じますが、せっかくパイプオルガンがあるのですから壊してしまうのはもったいないような気もします。ならば稼働率を上げるためにもパイプオルガンを弾ける人にはバンバン弾いていだたきましょう!しかしパイプオルガンを弾きこなせるようなオルガニストそうそういるんでしょうか?もしかしてパイプオルガニストがいないから稼働率が低いのでは?

使うアテもないものを維持するのなら、使うアテもないハコモノばかりガンガン建てたがるハコモノ行政大好きな北九州市にお願いしてみてはどうでしょう?

第67号・九州厚生年金会館の機能存続を求める決議


平成17年10月の独立行政法人年金・健康保険福祉施設整理機構の設立以降、厚生年金会館など全国の年金福祉施設の譲渡・廃止が進められており、本市にある九州厚生年金会館も整理・合理化の対象となっている。

同会館は、昭和59年の開館以降、北九州都市圏の文化・芸術の発展や地域社会の活性化に大きく貢献してきた。また、本市の文化施設整備に当たっても、2,000人を超える収容能力を持つ同会館の存在を前提としてきたところである。昨年度においても、年間38万人を超える多くの市民などに利用されており、文化・芸術の発信施設として、今後とも重要な役割を果たしていくことが期待されている。

さらに、同会館の大ホールには、開館時に、市民や企業からの募金によって購入したパイプオルガンが設置されており、市民の貴重な財産として、現在も演奏会で使われている。

このように地域には様々な実情があることから、同機構の設立に際し、対象施設の整理・合理化に当たっては、「地元自治体とも事前に相談すること」という国会の附帯決議がなされており、本市議会としても地元の意向として、平成17年に政府に対し、同会館の機能存続を強く要請したところである。

しかしながら、本市における文化の拠点施設と言える同会館が、譲渡後の用途も問わずに売却されると聞いており、万が一、取り壊されることになれば、今後のまちづくりに大きな支障を与えることは必至である。

よって、本市議会は、これまで九州厚生年金会館と共に地域文化の振興に取り組み、今後もその存続を願う多くの地域住民とともに、ホールと一体となったパイプオルガンも含め、同会館の機能存続を強く願うものである。

以上、決議する。

意見書(第57〜63号)・決議(第67〜68号)

どうやら厚生年金会館なくならないで〜(>_<)!とお願いしてるだけのようです。そもそも2010年度に財政破綻するかもね〜とか言ってる北九州市にホール買って〜とおねだりするのも気が引ける話です。ああ、あのとき誰も利用しないような無駄な橋を架けまくるくらいならホールを買えるお金を貯めておけばよかったのに、ホール買うくらいなら生活保護世帯を受けられない人におにぎりのひとつでも買ってあげたほうがよかったのに。後悔先に立たずとはこういうことを言うんでしょう。

しかし今回一時的に消滅をしのいだとしてもホール稼働率を上げ収益性を高めないことには今後の維持は難しいと思います。果たして2000席が満席になるほどのコンテンツを引っ張ってこれるか、そもそも演劇・音楽・ライブに興味を持つ観客2000人が存在するのか、そこらへんの啓蒙活動からからがんばっていかないと、たとえ存続できたとしてもホール運営は早晩破綻するのではないでしょうか。

一利用者の立場から言わせていただければ、同じ中途半端な作りのバカホールでも、駅から近くて新しいだけ北九州芸術劇場のほうがなんぼかマシなような気がしますが、いちおう九州厚生年金会館存続活動を応援したいと思います。