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第25回九州マーチングコンテスト 中学校の部

マーチング九州大会中学の部を観戦。マーチングに関しては観戦し始めたばかりなので正直何もわからないという生まれたての子羊のような自分、事前のデータ収集で「熊本勢・長崎勢のレベルが高い」程度の知識しかなかったのだが、どこの団体も歩きがぴっしーとしててさすが九州大会だなあという印象。

やはり上手いなあと感じるのは、マーチング的に編曲された曲をマーチング的に演技演奏するマーチングをメインに据えて活動してるであろう団体。熊本勢・長崎勢なんかはコンテのレベルが高く凝った動きや面白さあり、押さえどころをきっちり押さえてるのでメリハリが利いて小気味よい演技。隊列も縦横斜めまでぴっしり一直線で訓練されてるなあという精密さがある。背すじが伸びてて胸張っててという立ち姿からがそもそも違うし。マーチング寄り団体はスネアやタムが乾いて硬いパリパリカンカンした音で、やっぱりカッコイイね。ああいうパーカスに負けない管の音をマーチング育ちの中学生が出すとこうなるかーうわーやめてー超音波ー死ぬーという、座奏しか聴いたことのない耳にはきっつい音の団体が多いなか、代表推薦されるような団体は音もそれなりによかった。

座奏がそこそこ強いんだろうなあと思わせる柔らかい音の団体は、音づくりはかなりいいのだが、大して難しそうにないコンテなのに足元がおぼつかない。わりと難しい曲やってるから、余裕を持って動きながら演奏できる程度まで曲のレベルを下げて、もうちょっと動きを鍛えたら上の成績を狙えるのかも。かといって音がお留守になると座奏がひどいものになるだろうから、そこらへんの兼ね合いを考えつつコントロールするのが難しそう。

審査結果は吹連だから音重視というわけでもなかったと思う。座奏メインっぽい、やわらかさのある聴ける音の団体は銀賞どまりだったけど、フガフガした寝とぼけた音やピッチフラフラの音、バリバリに割れた音の正直聴いてるのがつらくなるような音の団体でも動けてたら金賞獲れてたしな。そこそこの曲を選んでそこそこの音を出しながらバリバリ動けたらいいのかなーと。やっぱ動けないとダメ。
動き関係に関しては評価基準がまったくわからない。動きの速さ、精度やシンクロ率の高さ、コンテの難度や構成力や独創性、演技達成度、どこをどんなふうに評価採点してるのかまったく不明。代表になった団体の演技を思い出すと、ちょっと泥臭いというか、一生懸命さとか楽しさが垣間見えてたような気がするので、あまりシステマティックになりすぎてもよくないのかなと。

以下素人感想。ゆとりが誉めてくれってうるさいから今回はいちおう誉めてみたつもり。つーかよかったねえ上手かったねえと誉められたいならパパママに頼んでほしいよ。よそのおっちゃんおばちゃんに誉めてくれとかいうな。

大津

それまでの団体も上手かったのだが、ここが登場した途端あららーこりゃ全然違います〜というほどコンテのレベルが違ってた。でもフェスティバル部門での演技を見るとハァ?なんじゃこれ?とおどろいた。「第六の幸運」は難しすぎたのでは。

ととろ

ベタすぎる展開に「やっぱりそうきたか」と会場中が思い、突っ込んだはず。

緑丘

おにいちゃん、イサキは?イサキはとれたの?ああ、でかいイサキが取れたよ、今年一番の大漁だ!というわけであいかわらずのサカナパフォーマンスは見事大漁!!おにいちゃんかっこいいいいぃぃぃ(全国に)い ぃくううううう!!と、よいオチがつきました。魚の形や対角線に一直線、波形クネクネなど曲線直線取り混ぜたコンテ、演奏、動き、いろんな面で高いレベルを保持してたのではないかと。代表に選ばれたのには失礼ながら驚いたけど、ぜひとも全国でもがんばってください。

桜が原

今回、金賞はともかく推薦された決め手がわからないような推薦団体があったなかで、ここは演奏もコンテもシンクロ率も構成も高いレベルにあるように素人目にも見え、納得の金賞であり代表推薦だった。マーチング上手い校の演技には機械的というか無機質っぽい印象を受けがちなんだけど、ここは一生懸命さとか熱意とかハート面の温かさが伝わってきて自分的には好印象を受けた。全国行けてよかったねえホカホカ(´∀`)みたいな。

真志喜

全然関係ないけど、閉会後会場からすっごいうれしそうにはけてくる姿を見て、沖縄っ子って色黒なんだなあと思った。本当に全然関係ないですね、すいません。

太宰府西

相変わらずDMのパフォーマンスはぶっちぎりハイレベルで桁違い。九州大会というのでここのDMさん並みの演技がバリバリ見られるのかと期待してたけど、そういうわけでもないんだなと。

合志

「ごうし」市立「こうし」中学校なんだそうで戸惑うのだが、なんで推薦されなかったんだろうと疑問に思うほどのすばらしい演技。

諸富

DM入れて9名の演技。いったいどうすれば9人構成で演技できるんだろうと思いながら始まった演技は、Tp吹いてる腰にビューグルぶら下げて何度も何度も持ち替えながら吹いてたかと思うと打楽器もやってたりと新春かくし芸大会マチャアキの個人芸並みに忙しそうな子がいるし、他の子もそれまで演奏してた金管楽器を置いて打楽器やり始めてまた金管に戻ったり、もう全員が持ち替えありで、動きっぱなし吹きっぱなし叩きっぱなし。こんな少人数にも関わらずマーチングできている演出力構成力はすごいぞ。で、結果は金賞。
しかし、ここでこれを口に出すと人間のクズ扱いされそうなので非常に言いにくいのだが、あえて言う。どうして金賞だったのかがわからない。確かにわずか9人で規程課題をクリアする演技構成や、全員が駆けずりまわりながら熱演する姿に感動はした。すばらしいし、すごいッス。場内の多くの人々も同じだと思う。しかしそれは「9人で演技を行ったこと」に対して感動したわけで、演技の質に感動したわけではないんじゃないのかと。特別賞とか努力賞とかそういう名誉賞的なものを差し上げるのはまったく構わないが、この日の金賞を獲った他の団体の演技演奏と比べて同列の金賞クオリティかと言われたら違うんじゃないのかと。「9人での演技」という時点で観る側&審査する側にバイアス掛かってるんじゃないのかと。ここだけ採点基準にブレがあったような気がするのだ。わー、こんなこと書いたら絶対に悪人決定だー。
でも、金賞だったからといって文句言う人もいないと思う(言いづらいからな)。マーチングとは人数が揃ってないとできないわけではない、こういうやり方もあるんだと示してくれた好例だし、そのうえフェスティバル部門にも11人で登場してるしな。とにかく、なにもかもひっくるめて評価すればまちがいなく金賞なのかなと。

小浜

今年3出後のお休み年ということでの招待演奏。各自バラバラの動きをしながら散開していくとき、グワッと集合したときの各々ポージング、パッと見て目に入ってくる画の造りこみのバランスがすごくセンスいいと思った。吹奏楽でジャズやポップスの演奏をする場合、音符通りに吹かせるから堅苦しい演奏になること多いんだけど、音符通りではない、楽譜上には表現されてない音のタメやニュアンスというファジーでジャジーな部分が音にも動きにもいい感じで表現されて、演奏してるほうも楽しそうだしその楽しさが観てる方にも伝わってくる演奏だった。コンクールとは関係なくできる演奏という面から来る余裕なのかもしれないけど。それと、立ったときつま先の開きがいつも絶対に45度で、末端まで神経が行き届いてた。そういう部分からもう全然違うなと。

http://www.ajba.or.jp/kyushu/19marcon1.html

翌日の高校の部も観戦するつもりだったのだが、疲労困憊したため諦めた。寄る年波には勝てないぜ。
来年は今年以上の成績が出せるよう、いろいろ勉強しつつがんばったらいいんじゃないかなーというわけで、今年度のマーチング挑戦はひとまず終了。おつかれ!