県大会

全体の3分の2は聴いた、やればできる子!でもパトラッシュもうぼく疲れたよ。その自分の聴いたなかでは抜けた演奏というのがなかったし、技術とかいろいろとは別のところですっげえよかった感動した!と心を揺さぶられるようなパフォーマンスもなかったのが残念。

地区大会・県大会・九州大会と大会が進んでいくごとに未熟な団体がカットされ、より狭い実力の幅のなかで各校が競い合うため、自分のような素人観客には技術や音作りなど音楽的できちんとした基準からの優劣がつけられず、好き嫌いや印象というあやふやな部分で演奏を判断するようになっていくのだが、今回の福岡支部代表の金賞組と銀賞組の差は素人目にもわかりやすかった。北九州・筑豊は5代表、福岡は11代表と枠が倍あっただけに実力の幅が広かったせいかもしれないとは思ったけど、推薦されるべきでない団体が出場したからとは思わない。
福岡大会は不可解な審査結果だったと言ってる人がいるけど、審査員がネームバリューなし先入観なしで評価したら地元民があっと驚く結果になるってことはありなのでは。前評判や前年度がどんなにすばらしくても当日のパフォーマンスだけで決まるうえ、審査員の主観がはいるもんだし。波乱がないと下克上がないからおもしろくない。
ぶっちゃけ同じ支部でも去年大会での演奏も記憶してないくらいで、となりの支部の団体になると地理も不案内だから校名すらろくに覚えてない状態なので、べつにとなりの支部でどこの学校が推薦されてこようとあんまり関係ないんスよ。自分たちがベストを尽くせばいいんだし、やれることはそれ以外にないんだし、最後には運でしょう。

素人の感想。

門司学園

課題曲も自由曲も初めて聴いた曲なんだけど、選曲も演奏もこぢんまりしているけれど細やかで神経行き届いてて、聴き進むにつれいいねいいねと思えた団体。演奏やその他のお作法には地域性があると思うんだけど、ここの芸風はこの地域所属の他の学校とはひと味違う印象。新設校だから?指導者の背景?中高一貫校の校風?個人的にすごく好印象を持った団体だったので代表になってよかったよかった。

長丘

門司学園→休憩→長丘で、いきなりの爆音でびっくり、シンバル×2が全開で叩いてるんでまたびっくり。昼食休憩後の2〜3番手あたりの順番だと一番持ち味が生かせたのではないかと。睡魔も吹き飛ばす勢いで。

二瀬

自分の見た中の、自分の席の周りではここの演奏に対する拍手が一番大きかった。関係者拍手じゃない拍手が。

さすがなんだけどリードミスがあまりに多くて、実はあれはリードミスではなく楽譜で指定されてる表現ではないかと思い始めたところ。

学業院

ここも良い演奏だと思ったんだけど。代表になれなくて残念でした。

樽屋作品

自分は樽屋作品に対しての理解度が低いので自由曲で演奏した三校についてはどこもすばらしく聴こえてしまった。

アイバンホー?

表記は「アイバンホー」なの?「アイヴァンホー」じゃないの?アイバンホーだと相葉くんアホーに見える。この曲は初めて聴いたけど、映画のサウンドトラックにありそうな曲で結構好き。

表彰式

他の団体が結果発表されるたびにワーワーキャーキャー言ってるなかで、まったくノーリアクションだったのは姪浜。もしかしてもう帰ってた?それはないか。演奏を聴けなかったのだが、こんなところで負けるわけがないと自負する練習を積み重ねていたのか、手応えのある演奏ができたのか、なんにしてももっと上を目指すにはそういう「絶対に負けられない戦いがある」的な心構えが必要だと思うので九州大会もがんばってください。

しかし代表推薦校とダメ金校の両方が間近にいると身の置き場に困る。金賞は獲ったものの推薦されなくて、他の部員たちがめそめそ泣いてるなか、ひとり推薦団体の表彰に対してきちんと拍手していた部員ちゃん、来年はがんばれ。悔しさを闘志に変えられる自尊心の強い子はがんばれるし上手くなれると思うぞ。