地区予選

地区予選→県予選までが1週間しかないため、地区予選時点での仕上がり具合如何で、県抜けして九州大会にいけるかどうか、この素人目にもある程度読める。県までの1週間でブラッシュアップしてくる団体もいるだろうけど、土台も何もないところにモノは積み上げられない。去年のバンドは地区の時点で貧弱な土台しか用意できてなかったため積み上げようがなく、地区の時点で県抜けはできそうにないなと予想でき、出た結果もそのとおりだった。
今年のバンドは先週ちょこっと聞いた限りでは、課題曲はそこそこ、自由曲の半分はまあまあ、残り4分の1は前に比べると聞けるようになったけど最後の4分の1がこりゃダメだみたいな状態。しかし自由曲の残り半分をなんとかすればなんとかなりそうな雰囲気がある、昨年よりはしっかりした土台を作れている音だったので、最後の追い込み次第ではよい結果が望めそうな予感がしていた。

で、予選。昨年と同じホールのほぼ同じ席で聴いたのだが、昨年より音が太くしっかりとして力強い、程よい緊張と集中力を持った、聴き終わった瞬間「よっしゃ」という手応えのある、おお、ここまで仕上げてきたか!とついニヤニヤしてしまう演奏だった。演奏後の記念撮影を終えた部員たちと直後に遭遇したら、おまえらどうしたんだ!?というくらいテンションが高くて、きっと本人たちもよい演奏ができたとの実感があったのではないかな。結果も代表として推薦をうけることができ、順位もよかったらしい。
ただ、やはり自由曲の仕上がりはいまひとつというか、まだ伸びしろが残った状態なので、次の予選に向けてそこらへんをガッツリ詰めて、今回の結果に慢心することなく上を目指して欲しいと思う。

他の金賞校の演奏も聴きたかったのだが、時間的にチビッコバンド付近しか聴けなかったので明記するほどの感想はなし。ただ、課題曲IVを選択したバンド多すぎ。