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田舎祭りでマーチング

演奏会

ご近所マーチング界ではレベルの高いらしい精華女子高と北筑高がマーチングをやるというので見に行ってきた。
マーチングは生理的に嫌いというか、マーチングって動いてなんぼの芸だと思うんだけど自分の場合動きに感動するってことがまずないうえ、これまでの自分の人生の体験や記憶等いろいろひっくるめた結果、どうやっても見ててイライラしてくると思うので敬遠してたんだけど、食わず嫌いもよくないかなあと思い直しての観戦。
両校ともの演奏を聞くのも見るのもこれが初めて、しかも過去にマーチングを見たことがないので世の中のマーチング基準値がまったくわかってないうえの感想。

開場

開演1時間前に会場に到着するとすでに列ができ「最後尾はこちら」のプラカードを持ってたオッサンが立っていたのでマーチングってそんなに人気なのか?と慌てて並ぶ。
会場はバドミントンコートなら8面、バレーバスケなら広々と2面取れる広さで正面奥に緞帳付きステージ、残りの3面に4列の観覧席が並ぶ新しめのアリーナ。早めに並んでいたので正面の高い位置の席をキープすることができたのだが、どうも自分の席近くには出場者の保護者さんたちがいたようでビデオ撮影の準備をしたりかなり熱心そうな雰囲気。今どきの部活って高校になっても保護者が出張ってくるのかーとなんか驚き。昭和の部活って吹奏楽に限らず運動部系でも保護者参観ってあんまりなかったような記憶があるんだけど。
というわけで開演前に満席、立ち見もかなりでていた。

準備とか



まず精華女子のみなさんがメジャーを持って床に等間隔(5mおきくらい?)に白テープでポイントを取ってた。
先攻の北筑高のみなさんが打楽器系を搬入。踊り隊のみなさんが踊りグッズ(旗とかゴールドの直角三角形のパイプフレームみたいなやつとか新体操のリボンとかそういうの)を搬入。リズム隊のみなさんはアリーナ右奥でリズム練習。カッカッカッカッ(まずリーダーがフレームを叩いてテンポとってから全員で)ダカダカダカダカとやっててこれが結構かっこよくて、ついつい練習しっかり見ちゃった。やっぱりきちんと刻むよねえ。とても真似できないよ。楽器隊のみなさんはアリーナ左奥で音出し。
予定より15分押しでスタート。

北筑高


県立校でマーチングだけど全国大会に出場してるというのはがんばってるほうなんだと思う。
衣装はAラインの黒コート、サイドにゴールドのラインの入った黒いパンツ。てるてる坊主風の黒コートはラインがすごくきれいで秋せつら風なんだけど、部員の身長差があるのにワンサイズしかないのか、チビちゃい子にはふくらはぎ丈・でっかい子には膝上丈とちぐはぐで、平成の吹奏楽部にしては男子が多いためか身長差によるてるてる坊主の個体差は結構気になる。踊り隊はワンショルダーのトップと裾がフレアになったパンツ、黒ベースにターコイズでアクセント。女子多数の中に男子踊り子も2名いた。

フォーメーションっていうのかね、アンシンメトリなものが結構多くて、フォーメーション間の移動が結構速いんじゃないかなあと。比べようがないので主観なんだけどさ。斜め移動のときはすり足のクロスステップでがしがしぐるぐる動いてるんだけどトップスピードで動いてるっていうか。でもこういう形になりました!というキメポジションに立ったときに縦横斜めが合ってないんだよねえ。
つーか北筑高って毎年運動会で一般生徒全員による北朝鮮並みのマスゲームをガッチガチにやる学校として地元では有名なマスゲーム立高校なんですよ。友人の姪っ子が今年ここに入学し、初めての運動会に招待されそのマスゲームを見た友人は感動のあまり号泣してしまったという訳わかんないエピソードもあったりして、とにかくマーチング力に関しては基礎からしてできあがってる(と思われる)高校なんだけど、そういう学校にしては隊列が揃ってないような気がするんだけど。動いてる最中はともかく、縦隊・横隊で止まってる時に人間が等間隔に並べてないって吹奏楽部員以前にここの学校の生徒として許されるわけ?この程度の精度なら吹奏楽部でもなんでもない北筑一般生徒を引っ張ってきてもできるんじゃねーのというか、わざわざマーチングと銘打ってやってる有り難みがまったくないというか。かなり動きに期待していただけに、正直この程度の精度でいいのかね?という感じ。
音はこういうアリーナで聞くと眉間にしわが寄る程度にヘボい。座って演奏させると並み程度ではないかと。
1曲目不明・「ボレロ」・「いざゆけ若鷹軍団」・「BELIEVE」←歌ってた。

精華女子


ここは北筑高とは違って座ってもよし動いてもよしのバンドらしい。マーチングのなんちゃら世界大会で優勝とかでTVに出演してたり、座るほうも3年連続で全国に行ったので今年は休みの年だったりするみたいだし。
円筒帽子の正面にはねはねがついててマーチング度高し。上着の身ごろがマリンブルーと白に色分けされてて、正面から見るとうへえなデザインだと思ったのだが、横から見ればあっち向きだとマリンブルーの上着、こっち向きだと白い上着に見えるので動いてるとビジュアル的にアクセントがついておもしろい衣装なんだと新発見。
音出した途端うまーい!さっきと全然ちがーう!という音。強弱があり奥行きがあるし音が一本にまとまって聞こえる。アリーナで聞いても美しくうまく聞こえるのでかなりうまいと思われる。

フォーメーションは直線的でシンメトリックなものが多くスタンダードなものだったのではないかと。見ててきれいだけど面白みには欠けてる感じかな。決め所できちんときめているので整列感はあった。
バンドに動きがないぶんフロントでがんばってたのは踊り隊で、なかでもミラーボール星からやってきたクイーン・オブ・バトントワリングみたいなお姉さんがぐいんぐいんがんばってた。大ラスのキメポーズでバトンキャッチできなかったのはたぶん失敗なんだと思うけどあまりにも堂々としていたので演出なのかもというくらい貫禄のクイーンさま。
ちなみに部員は140名もいて、この日は午前中に別の場所でのイベントに参加、午後はこっちというスケジュールで移動たいへんね〜と思ったらAチームBチームというか1軍2軍というか、ふたつに分けてるどっちか片方が来ていたという噂。学年だかウマヘタだか何を基準に分けてるのかは不明だが、演奏の質としては精華>北筑だったわけで、私学ってすげえなあと思った。
曲目忘れちゃったけどアメリカ系の曲メドレーやってた。ドボルザーク新世界より」第2楽章、ウエストサイドストーリー「アメリカ」その他。


というわけで、マーチング(実質)初体験だったのだが、ヘボい音出された時ときちんと列が並んでない時にイライラするみたいなのでそこらへんがクリアできれば楽しく観戦できるのではないかなあと。でもその基準をクリアできるバンドって少なそうな気が…。まあ機会があれば見てみようかなという気にはなれたのでよしとしよう。